秋漁の味覚も、泣いても笑っても漁期終盤です! | 厚岸漁協直売店「エーウロコ」のスタッフ日記

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北海道厚岸(あっけし)から、旬の話題をお届けいたします!

こんにちは。加藤です。

 

ある方に『忙しいからって更新しなさすぎ!』とご指摘を頂き、ハッとしました。大変申し訳ありません。

 

確かに今年は、近年の中ではサンマが豊漁で、昨年に比べると倍近い数量の水揚があり、思いがけなく忙しくさせて頂いており、更新する事が頭から抜けてました。

 

今年のサンマは価格的にも、昨年と同程度の浜値で推移しており、近年の大不漁で大きなダメージを受けていた生産者も胸を撫でおろしていると思います。

 

漁業者が成り立たずに廃業などすると、産業が衰退し、町もなくなる。そんな不安が常にあるので今年は本当に有難いです。漁場も東側(写真の右側)から段々南下しながら下がっており、道東でのサンマ漁も本当に終盤の雰囲気。

これが昨晩操業した漁場です。三陸に近づいてます。

 

そんな状況ではありますが、今日、水揚げされたサンマは今年一番の状態の良さかも。

こんなに光沢があり丸いサンマを見るのは何年ぶりだろう。

思わず高値で買付させて頂きました。脂もありそう!

 

やっぱり、気候が変わって色々な変化を感じます。体感としては昔8月に獲れてたさんまが10月に獲れてる感じ。

何か怖くなると言うか不安になる。

 

 

だって、獲れるものにも変化が見えて来て、先日根室には数十キロ単位で小アジが水揚げされてましたよ。

釣り人がアジ釣ったのは聞いてたけど、市場に揚がるだけアジが獲れるとは驚き。将来、北海道産アジ開きとか可能性あるわ。

 

新しい物が獲れる事は拒むものではないけど、本来、秋に獲れるべき魚が獲れなくなるのは本当に困る。

 

今年の秋鮭については過去最低になるだろうと言われており、秋鮭漁が中心の産地のダメージを思うと本当に辛いです。何とか好転を祈るも、本当の終盤なので厳しい状況です。

 

泣いても笑っても、秋漁の漁期終盤、事故なく、漁も好転する事を心から祈ります!!

 

今年は、当店もお陰様で近年になくさんまの特売などを何度も行う事が出来、皆さんに喜んで頂く事が出来ました。

これからは年末商戦に向けてしっかり準備を進め、11月からは定休日もなく休まず営業させて頂きます。

 

これからも、ご利用・ご来店よろしくお願いいたします!!

 

厚岸は、一昨日まで出社時には車の窓が凍ってたのに、昨日から何だかポカポカ陽気です…