こんにちは。
11月も下旬となり、あと数日で12月を迎えますね。
厚岸の水産加工場は、昔から秋はさんま一色となるのが当然で、8月~10月は目が回る忙しさで、11月は余力って感じでした。
そんなさんまは、ここ数年極端な不漁となり、昨年が過去最低の水揚だったが、今年は全国同時期で見ると、昨年の70%に満たない。
と言う事は、今年は2万トン程度で終わるかも知れない。
たった10年位前までは国内で20万トン獲れてたのに1/10になりました。
今年も大不漁で終漁となるのは、残念ながら確定と思われるが、変化としては11月になってから、まとまって獲れているのが新しい傾向の一つ。
今日も道東で約400トンの水揚があった。結構あるんです。
昔は8月~9月のさんまが一番脂乗ってて、10月になると加工向けに丁度良くなって大量に獲れた。
それが今年を振り返ると、11月のさんまが一番大きくて脂がのっていた。
こんなさんまもいた。246グラム!!!
皆さんはピンと来ないかも知れませんが、今年のさんまは110~120グラムが主体で、一番大きいものでも150g程度でしたが、11月は150g以上のさんまが結構獲れて、しかも丸々として本当に旨かった。
これってまるで、さんまの漁期が2ヶ月遅れたようなイメージ。
11月は時化が多すぎて水揚げは少なかったけど、時化が無ければ結構獲れた場面だったように思えるし、まだ大型船を中心に頑張ってるので、もしかしたら12月も、1月も獲れるの??
明けましておめでとう。さんま競ります。嘘でしょっ?ってなるわ。
許可管理部の林部長も、ビックリしておりました。
写真合わないけどごめんなさい。
それから、11月は道東~羅臼にかけて、脂乗り良いサバが数百トン単位で各地で獲れました。
試しにサンプル程度買ってみたけど、この時期にこんな良いサバ揚がるの?って感じでしたね。
北海道は、本当に過去どころか、前年データも参考にならないような状況になってます。
そんな中、ピンチの中に眠るチャンスを探すべく、色々と調べものしたくて、紙をスラスラめくれる大サイズの指サック買ったけど、
血止まって、指もげるかと思ったよ。
指もげると嫌なので取ったら『スポン!』って音したわ。
皆さん、良い週末を!!