どうも、あーたんです(^-^)/
それにしても便利な時代になったものだ。iPodの様なMP3プレーヤーが世に出始めてから、音楽は、より手軽で身近なものになった。
大好きなalanの歌声だって自宅にいても通勤中でもすぐに再生。
でも、音楽産業には明るい未来が感じられない。リスナーにとって音楽は身近にはなったが、その流れ自体は音楽産業の為にはなっていない。皮肉にも衰退の一途を辿る為の『悪しき花道』になっているのだ。
そのメカニズムは誰が見ても明白だろう。
過去はレンタルレコード屋(レンタルCD屋より前の話(^^;;)に始まり、携帯からのダウンロードサービス、某動画サイトへのアップロードによる一般への流出。果ては、音楽事務所主導による高音質かつ高画質な〝フルPV〟の公式無料配信や(これには正直驚いた)、サーバを介したクラウドサービスによるメディア間を超越したデータ共有化で、音楽ファンにとってはこの上ない至極の環境になりつつあるのである。
…確かに手軽でコストパフォーマンスも最高だ。常に人々の心にあり続ける音楽は、いつでも気持ちを豊かにし、感動と勇気を与え続ける。かく言う私ことあーたんも、この素晴らしい恩恵を多大に享受しているのは言うまでもない事実である。
・・・しかし、
忘れてはいけない。
著作権というものがなぜ生まれたのかを。
世の中が音楽の安売りデパートの様になってしまった今、alanの様な素晴らしいアーティストを始め、音楽産業に携わる全てにの人達に大きな暗雲となって高く分厚く立ちはだかっている。
時代のニーズを的確に捉えた音楽は卓越したプロモーションによって瞬時にヒット作へと変貌する。しかし、その寿命は限定的である事が多いだろう。しかも、多様化する音楽の入手経路が仇となり〝売れる〟事と〝ヒット〟する事は必ずしも比例して行かないのも事実であろう。
なにせ、欲しいと思った音楽が、高音質・高画質、かつ、楽曲の一部だけではなく始めから終わりまでの全てが〝無料〟で簡単に手に入ってしまうからだ。
そこに付随するWeb広告収入をクロスメディアの観点から模索しているのも勿論分かるが、そもそも音楽が無料で手に入ってしまう事自体が音楽への価値を著しく下げてしまうし、Web広告の大半は〝鬱陶しいもの〟としてリスナー達は無意識にスルーしてしまうのも容易に想像できてしまう。
素晴らしい音楽を手に入れる為にはそれ相応の対価を支払う。そこにアーティストやそれに関わる人達が食べて行く為のごく自然なフローが発生するのである。
(念の為、念のため申し上げますが、気軽に音楽を入手する事がいけないというお話しではありません。音楽が発展する要素が減っていってしまう気がしてならない現状に、疑問を感じずにはいられないのです。)
このままでは、素晴らしい実力を持ったアーティスト達のモチベーションが下がってしまうだけでなく、その生活さえ守られない。音楽産業に明るい未来は無いのだ。
しかし、
私の様な一介の音楽ファンには到底何も出来ない。
しかし、
しかし、、
何とかならないものだろうか。
大好きな音楽を我々が自らの手で衰退させない為に。。。
Music is my life.
あーたんでした。