出典 「木の椅子」黒田杏子著 牧羊社刊
「釧路鶴居村 十句」の十句目です。
葭は蘆と同じものですが、単に「蘆」だけでは季語ではないようです。
季語は「冬野」の傍題である「雪の原」ではないでしょうか。
新雪で雪の曠野が広がっています。
そこに、雪から頭を出した葭の列が続いています。
「縹渺」という言葉が浮かんできます。
北海道の大自然を前にして、冬の厳しさと美しさを詠んだ句なのではないでしょうか。
出典 「木の椅子」黒田杏子著 牧羊社刊
「釧路鶴居村 十句」の十句目です。
葭は蘆と同じものですが、単に「蘆」だけでは季語ではないようです。
季語は「冬野」の傍題である「雪の原」ではないでしょうか。
新雪で雪の曠野が広がっています。
そこに、雪から頭を出した葭の列が続いています。
「縹渺」という言葉が浮かんできます。
北海道の大自然を前にして、冬の厳しさと美しさを詠んだ句なのではないでしょうか。