ヤバかった(前編) | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。


日本一周してみたいなあ。



菜の花ソフトである。



帆立丼である。


その日、弁慶はハマに居た。ハマといえば横浜である。道の駅よこはま「菜の花プラザ」。


道の駅 よこはま 菜の花プラザ

0175-78-6687

青森県上北郡横浜町字林ノ脇79-12 

https://tabelog.com/aomori/A0204/A020402/2004567/



日本一周中のHさんと出会った。ここはハマだから湘南ナンバーなのである。お気を付けて、楽しい旅を続けてください❗️



問題はここからである。八戸で借りたプリウスは旧型だったのだが、そのナビもたぶんデータが古かったのだと思う。



本来はこのルートのはずなのだが、恐山寺務所を目的地としてセットし、むつ市を走っていると道路表示で左折するべき交差点でも直進を指示してくる。「そういえばセットした時に規制がある区間があるので、迂回するルートを設定するとか言ってたな。」ということで、ナビに従い走って行くと、ぐるっと太平洋側に回されているようだ。



遠回りだが、しかしながらナビの言う規制の件あるので、規制があるのなら仕方がないなあと素直に進んで行った。


やがて、いよいよ左折の指示がでて、恐山方向に曲がった。もう少しだなあと走って行くと、なぜかルートはダートになった。


「まじか、ダートなのか!」。


でもしっかり青い導線は目の前の道をなぞっている。元々そんな道ばかり走っていた経歴を持つ弁慶だから、そんなこともあるのかなぁと精神的には全く動じることもない。


尚も進むと石がゴロゴロ、轍は深い。とはいえ、走れない道でもないのでまだも進むと、下回りが石に当たり出すし、それを避けようと轍をまたぎたくても左右からは草が覆い茂りそれも困難になり始めた。やがて落石箇所があって、それは越えられるだろうが、それを超えると戻れないかもしれないと思った。


状況を確認しようと、ナビの行先を確認すると、ルートを示す青い導線が、目的地の恐山寺務所に至るまでの最後の区間で途切れている。これは明らかにおかしいだろ(爆)。まあ、普通の人はダートに入ったあたりで疑問を待つのかもしれないが💦。



あとで調べてみると我々がナビに導かれたのは右上から恐山に向かう川沿いの細い道であった。そして、この川は正津川という川であるのだが、上流部は三途川と呼ばれているそうである。


この状況に恐山はもしかしたら我々が来るのを拒んだのかなとは思っていたが、それどころではないのだろうか。と考えると恐ろしくなるので、レンタカーのナビが把握している段階では、この地図にある4号線がどちらとも通行止めだったと思うことにする!


さて、現地に戻る。乗員3人は弁慶を残して前方へ斥候に出てしまってしばらく帰ってこない。ひとりぼっちでなんとも心細い弁慶であったが、後退に備えて後方へと徒歩で調査にでかけた。すると50メートルほど後退すれば、なんとか切り返せるのではないかと状況が確認できた。


そうしているうちに3人は帰還して予想通り前進不可能ということになった。あとはひたすら先進と後進を繰り返し方向を調整しながら切返しポイントまでバックし、無事に戻れたのだった。これにより1時間以上ロスしたのだが、16時には恐山に到着できた。恐山の参拝時間が6時から18時と長かったことで予定の変更をせずに済んだ。


せっかくの場面ではあるが、余裕もなかったし、なんか映っていると怖いので撮影はしていない(爆)。



菩提寺 山門


念の為に宿には遅れる旨、連絡をすると「どんなに遅くなっても6時半には到着します。なぜなら恐山は6時で閉まってしまうからです。」という謎めいた返事が返ってきたのであった。


ね。



境内の真ん中を参道が通り、左右に湯屋が建っている。右に男湯、左に2棟の女湯だった。



本堂。鳥居は無いが左右に狛犬。



まずは奥の院の不動明王を訪ねた。坂道を上って行かねばならないが、厄除、魔除といえばやはり不動明王である。



大師堂



無問地獄



大師堂。ということは、祀られているのは慈覚大師円仁さんである。









血の池地獄