続 自粛生活 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

ひと月以上ブログを書いてないし、その他のSNSも書いてないし、生存が危ぶまれているかもしれないから何か書くかなとペンならぬ携帯を取ったのがたぶんもうひと月くらい前で、そのまま筆も進まずに今日に至りました。

 
 

3月に京都に行った。
 
もともと3月後半には北野をどりを見に行く予定がありチケットもホテルも予約してあった。当然、それは延期となったのでホテルもキャンセルしたのだけど、この新型コロナの問題はそんなに短期でどうなるような問題ではないと思えたので、とある金曜日に思い立って突然京都に向かうことにした。
 
ガラガラだとは聞いていたけれど、人との接触は極力させる為に東海道新幹線ではなく、前日にレンタカーを予約し、新撰組が上洛した時に通った中山道に沿った高速道路と一部一般道を利用した。佐久から岡谷までが一般道になる。
 
鍵のかからないロードスターで行くわけにもいかないし、申請すれば有料だが使えるいつもの社有車は、すでに京都に行くなよと釘を刺されていたので(まさか車で行くとまでは思ってないだろうが)申請すら出来ない。
 
レンタカーの車種はハイブリッドの最低クラスのアクアで予約したけれど、会社側の都合でワンランク上のカローラになった。
 
移動時間は約6時間で京都東インターで高速を降りて、市街地まで行くと駐車料金が高いので郊外のパーキングに駐車し、地下鉄で東山へ移動した。
 
 
 
最初の目的は酒器を探すこと。寺町通りも歩いたけれど、手頃な価格では好みの物を見つからない。良いなあと思ったら箱付きだったが、それは普段使いにするにはちょっと高すぎる。 
 
四条大橋は普通に歩けるレベルで、やはり人出は少ない。
 
ホテルは馴染みの宿は流石に空いてなくて、夜中まで帰らなくても良いビジネスを選んだ。そこは宿泊の優待券目当てで株を買ったホテルだから、潰れて欲しくない為のささやかな応援でもある(爆)。
 
 
 
チェックインして休む間も無く次の目的地である照月へ向かう。バスはそれなりに乗客がいた。
 
 
 
まだ日も暮れない5時半ごろに到着。
 
※本日現在、予約(2名より)と持ち帰りと配達のみの営業となっている。
 
 
 
この日はいつものR大学の先生達もいらしていて、世間話にお付き合い頂き、
 
 
 
初めてお会いした、郊外に移られてセカンドライフを楽しませているという常連の方と酒を酌み交わした。
 
 
 
また、定年後の第二の人生を京都でスタートさせようと東京から京都の借家へと居を移し再就職をしたご夫婦とも話が弾んでしまった。このご夫婦は初めての来店だったが、女将が趣味でやつているダンスチームのせっちゃんとお知り合いだという。前職で京都に転勤になった期間があり、定年を迎えたのを期に京都への移住を決めたそうだ。
 
 
 
お酒は京都の真名井を選んだ。
 
真名井といえば、女人守護の市比賣神社に湧く神水の名前が天之真名井。蔵元によれば、その天之真名井と同じ水質の水で仕込んだお酒なのだという。
 
 
 
同じ水脈から組み上げれば、同じ水質になるわけだからそういうことなのかな。
 
 
 
最初に頂いたハイボールは、絶販となったキリンの富士山麓がまだあったのでそれを頂いた。絶販になる直前にまとめ買いしたのでまだあるのだそうだ。
 
 

盛り上がりすぎて、店を後にしたのは9時半を過ぎていた。お店の前のバス停からバスに乗って河原町。流石に時間が時間だから乗客はほとんど居ない。
 
河原町の人出はなんだか昼間と変わらずに自粛ムードは感じられなかった。
 
 
 
四条通りから折れて先斗町の細路地に入ると、いつもほどではないけれどそこそこ人が歩いていた。あとで聞いてみたら最近は10時を過ぎると人影が疎らで今日は特別だという。芸舞妓もお座敷がないので「ご飯食べ」(食事に同伴すること)くらいしかお花(稼ぎ)がないらしい。
 
 

5月の鴨川をどりもどうなるかわからないから、幻のパンフレットになるかもしれないとこれを頂いた。秀眞衣さんの千社札は前の日に来た時に貼って行ったそうだ。
 
※後日中止となりました。
 
 
 
ショコラトリー ヒサシ
075-744-0310
京都府京都市東山区夷町166-16
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26030624/

 

駒ヶ岳SAで売っていたりんごをみんなで食べようと土産に持って行ったら、お返しに人気のチョコレートをお馳走してくれた。
 
 気がついたら1時半。たぶんしばらくは来られそうにない京都の夜をしっかり堪能させてもらいました。
 
ね。