沼めぐりから帰ってきて、まずは茶店で一息じゃね。
本館から振り返るとこのみやげもの売り場は右手にある。みやげ類のほか、そばなどの食事も提供しておるよ。
本館には赤いポストじゃな。法師温泉にもあったのう。
外観からではわからんが、屋根の改修をやっておるらしい。
本館から見ると左手が湯屋じゃな。受付はこの湯屋の中にある。
213湯 蔦温泉 蔦温泉旅館
〒034-0301 青森県十和田市奥瀬蔦野湯1
泉響の湯。
井上靖が、蔦の雰囲気を泉響颯颯と詠んだことに由来するという、
風呂じゃな。
天井は高く12mあるという。
シンプルな浴槽は、床の高さから降りるタイプじゃ。
足元から湧き出すタイプの温泉じゃから、これは理想の形なんじゃよ。
右手に湯口らしきものが見えるが、これは熱いときの投入する水の蛇口じゃよ。
源泉の上に湯屋があるという、まったく奇跡的な温泉じゃね。なにが奇跡なのかというと、温度じゃよ。適温で湧き出さないとこれは出来ないのじゃからの。地中から湧き出したお湯が空気に触れることなく、また衝撃もなく浴槽に入るわけで、温泉の酸化が最小限で済むわけじゃ。
脱衣所から外を見ると小さな庭に歌碑があるのじゃよ。
ここちよさ何にたとへん湯の瀧に肩をうたせて冬の月見る
大町桂月の歌じゃ。
もともとは高知の出身じゃが、青森の美しさに蔦に本籍を写したそうじゃよ。
大町桂月の歌碑は、庭の池など各所にあるのじゃよ。
さ、最後のミッションに向かって先を急がねばね。その前に一軒独断で寄るのだけどね。独断で(爆)