青森紀行 213湯 蔦温泉旅館編 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

沼めぐりから帰ってきて、まずは茶店で一息じゃね。



朝寝坊弁慶のささやかな交湯録


本館から振り返るとこのみやげもの売り場は右手にある。みやげ類のほか、そばなどの食事も提供しておるよ。



朝寝坊弁慶のささやかな交湯録


本館には赤いポストじゃな。法師温泉にもあったのう。


外観からではわからんが、屋根の改修をやっておるらしい。



朝寝坊弁慶のささやかな交湯録


本館から見ると左手が湯屋じゃな。受付はこの湯屋の中にある。



213湯 蔦温泉 蔦温泉旅館


〒034-0301 青森県十和田市奥瀬蔦野湯1
0176-74-2311

泉質 ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉

泉温 46.9℃ pH 7.3




photo:01


泉響の湯。


井上靖が、蔦の雰囲気を泉響颯颯と詠んだことに由来するという、

風呂じゃな。



天井は高く12mあるという。




photo:02


シンプルな浴槽は、床の高さから降りるタイプじゃ。


足元から湧き出すタイプの温泉じゃから、これは理想の形なんじゃよ。

右手に湯口らしきものが見えるが、これは熱いときの投入する水の蛇口じゃよ。



photo:03


源泉の上に湯屋があるという、まったく奇跡的な温泉じゃね。なにが奇跡なのかというと、温度じゃよ。適温で湧き出さないとこれは出来ないのじゃからの。地中から湧き出したお湯が空気に触れることなく、また衝撃もなく浴槽に入るわけで、温泉の酸化が最小限で済むわけじゃ。


photo:04


脱衣所から外を見ると小さな庭に歌碑があるのじゃよ。


ここちよさ何にたとへん湯の瀧に肩をうたせて冬の月見る


大町桂月の歌じゃ。


もともとは高知の出身じゃが、青森の美しさに蔦に本籍を写したそうじゃよ。


大町桂月の歌碑は、庭の池など各所にあるのじゃよ。


さ、最後のミッションに向かって先を急がねばね。その前に一軒独断で寄るのだけどね。独断で(爆)