到着して最初に入ったのは聖天様露天風呂。日暮れ前の聖天様露天風呂は一人だけ入浴中で空いていて良かったです。この方のお話では、この聖天様露天風呂も来年夏には閉鎖されるとのお話。代替地への湯の供給が始まると、こちらには供給が停止されるというのがその理由のようです。
ただし、この辺の話になると、宿のほうではポンプの設置などでまだまだ時間が掛かるのではないかとの話もあり、定かではありません。少なくとも、この聖天様露天風呂はちょっと共同浴場のあってはならない姿を具現化しておりまして、「入浴は二時間以内」という表記がいたずらというよりは、利己主義的に「入浴は五時間以内」と変えられていたりしている悲しい共同浴場です。
本当は、すばらしい共同浴場なんですけどね。
夜討ち朝駆け(じゃなくて夜内朝崖)
さて、やまきぼしに話を戻します。宿の浴室はロビーから見ると地下3階くらいにあたります。この階までもなお客室はありましたが、当日は利用客はすべて我々と同一の階の部屋に宿泊しておりました。
夜は内湯に入ることにしました。崖湯に入っても景色はみられませんからね。
男女別の内湯の入口には畳の間があります。手前が男湯、奥が女湯となっています。
脱衣所の棚はちょっと奥行きがなくて浴衣、丹前、バスタオルと置くともういっぱいという感じになります。足元の黒いパネルはヒーターです。
こちらが内湯です。自然供給の源泉が豊かに掛け流されています。源泉の温度は72度ほどで、室内はかなりの高湿度を感じます。右隅に見えるホースから水を供給し、温度の調整をします。
硫黄臭と油臭が混ざり合って良い感じの、きりりと熱いお湯を堪能します。
カランはこのような配列で、ちょっと隣が近いかなという感じがします。右から2番目は故障していました。やはりダム建築にともなう治すに治せない事情がこんなところに露呈します。この配列では満員になったら窮屈でしょうがないので、壊れていても不自由ではないと思いますけどね。
目が覚めたら5時半でした。夜明けまではちょっと時間があったので、6時をすぎるのを待って露天風呂へ向かいます。
露天風呂は混浴となります。内湯の手前にあって、ドアは鍵が掛けられるようになっていて、貸切風呂としても利用できます。
右側に扉があり、その中にはこのようなベンチがあり、脱衣棚、カゴなどはありません。女性の為の貸切機能ですが、大方の利用者は貸切として利用しているんじゃないかと思います。
湯口は岩で作られていて、給湯量はそれほど多くはありません。(まだ夜が明けてなくてストロボたいたら見にくい写真になっちゃいましたね。)熱い源泉ですから、それでも十分と言えます。やはりホースで水を供給できるのですが、先客と入れ違いの朝2番に入った弁慶は、すでに調整された温度だったので、水は投入しませんでした。
それにしても強風の朝で、湯から上がって涼むような世界はそこになく、出たらあっという間に冷えてしまう(^^;状況でした。前夜に入った友人は、月見風呂を楽しんだようです。でも崖湯の崖湯たる景色を撮影をしたかった弁慶は朝風呂にしたわけですが、ちょっと失敗だったかな。
崖湯からの景色は、紅葉のころは素敵だろうと思わせるものでした。仲居さんのお話では、まだやまきぼしは契約をしていないとのことで、建物がもてば(^^;2,3年はこちらで営業されるそうですから、来年も見られるチャンスは残っているようです。見渡す景色の奥にはTVでよく目にした2号橋が鎮座しています。
さて、朝のもうひとつのお仕事は温泉神社へのお参りと
温泉たまごの製作です。あげた後でも余熱で固まるので、12分くらいがちょうど良さそうな感じです。
待つ時間は寒いので併設の足湯で暖をとる人、、、
さて、帰りは崖湯から見えた2号橋に向かい橋の上から宿方向を眺めてみました。(真ん中くらいの高さで美技よりの場所に温泉街があります。)この景色は。やがて湖の景色に変わってしまうと思うと、ちょっと感傷的な気分になります。
次回は、あの下仁田本宿 姫街道の和菓子屋さん
ということで、ポチお願いします。
にほんブログ村