貸し手責任を明確にしないと国民が納得しない・・・ってなに?
枝野官房長官殿
そもそも、国家が原発は推進してきたことに対する責任も明確にしないまま、金融機関の責任を問う姿勢こそ国民は納得できないと思うのね。確かに自民党から民主党が受け継いだ国政ではあるけど、民主党だって原発を推進してCo2の排出を減らそうという方向だったじゃないですか。
東電だって悪いですが、それを監督する義務があったのは銀行ではなく国家ですよ!
ところが、国家は原発の安全性を強調することはあったけれど、危険性の告知については非常に消極的というかほとんど認めていなかったでしょ。
それを乗り越えてまで、金融機関は今回のようなリスクを考慮しなければならなかったのだろうか?
一方では、リーマンショック後、政府は中小企業を助ける為に金融機関に貸し渋りをするなと言って監督、指導までしていましたよね。銀行にとっては資金が脆弱な中小企業に無理して融資することのほうが、はるかにリスクが大きいんじゃないですか?
なんかさ、あなたの言うとおりなら、なんでもありに感じるんですよ。
投資はあくまでも自己責任だと思っています。それがマーケットの基本ですよね。
でも、そんな理論がまかり通るのなら、あなたの発言により私が本日大幅に資産を減らしたことについて、発言責任をとっていただけないと私の納得は得られません。
かさねて申し上げるなら、国家が原発について責任を取るということを、国民への税金から捻出するなどということは、あなた風にいえば、国民の納得は得られないでしょうね。
あなたが東電に求めているように、大臣、国会議員、公務員に大幅なリストラを断行するのが、大前提になりますよね。
と、内閣官房にメールしてみました。