高速道路がなかった頃、軽井沢への抜け道として頻繁に利用していた和美峠ですが、上信越道の開通以降、まったく利用することがなくなってしまいました。その間にオーナーの手によってコツコツと手作りされていた温泉が、山里に存在していました。
軽井沢から下仁田方面に下ってくると、この看板が目に飛びこんできます。しかし、下仁田から登ってくる場合には、「芹生(せりょう)うどん」の看板がこの先に存在します。この「芹の湯」と「芹生うどん」は同一の存在です。
芹の湯の看板に従い左折すると、目の前の橋を渡ったところに、また看板があります。ただし、芹生うどんの看板に従い右折した場合には、看板がありませんので、橋を渡ったら左折してそのまま道なりに進んでください。
渓流沿いの細い道で、本当にあるのかなと不安になるかもしれませんが、大丈夫です。こんなふうに目の前に現れてくれます。営業中の看板の手前を入ると広い駐車場があります。なんと歓送迎用のバスまで止まっています。法事などにも対応しているようです。
芹の湯の入り口は駐車場の真裏にありますので、出来る限り奥まで進入すると歩く距離が少なくて済みます。
休憩室かな?
右手にはソファーのある大きな休憩室もあります。左にも応接間みたいな感じでソファーのある休憩室がありました。あがりこんで声をかけるとおばあさんが出てきました。入浴の旨をお伝えし、500円を支払います。
脱衣所の天井には扇風機があって、入浴後に涼むのに良かったです。
手前と奥に洗い場があるという不思議な浴室です。常連さんのお話ですと、奥側を増設したそうです。以前の浴室は浴槽の手前半分までで、壁は竹で作ってあったそうです。今はサイディングが張られています。すべてオーナーの手作りだそうです。
問題のお湯ですが、入ったとたんにその濃厚なぬるぬる感をはっきりと感じることが出来ます。本当にとろっとしたお湯です。そして、かなりの塩分濃度です。海水を上回るかもしれません。顔を洗った時に右目に湯が入ったら痛くて開いていられなくなりました。これまた常連さんのお話ですと、源泉をなめるとかなりしょっぱいとのこと。お湯の温度は長湯できるくらいですが、その塩分のせいかかなり身体が温まるということでした。
普通は湯上りはそのまま乾燥させて温泉の成分を皮膚に残すようにするのですが、そんなに塩分が強いのでは後で痒くなってしまうだろうと、あがり湯をしっかり被りました。
お湯は自噴の鉱泉ですので、加温循環です。今回は駆け足の入湯だったので、成分表とか確認できませんでしたが、調べてみると泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性高張性冷鉱泉) pH6.4らしいです。あのとろとろ感はアルカリ性によるものかと思いましたら、なんと酸性じゃないですか。浴室に使ってあった河原から運んだという岩が「お湯のあたるところがえぐれてくる」と常連さんが言っていた要因はこの酸性によるものでしょうか。
湯上りは休憩室の自販機で冷たいお茶を買って飲みましたが、フリードリンクで暖かいお茶がありました。気がつくと右手の休憩室のソファーにはそれなりにお客さんがいて、寝転んだり、おしゃべりしたりしていましたが、みんな高齢の方でした。また、左手には宿泊用の部屋もあって、おばあちゃんが利用してました。休憩にも利用できるようで、A 2000円、B 2000円 C 1500円という張り紙がしてありました。
ここは楽園になるかもしれない.....。
問題は、トイレが女風呂の脱衣所の隣にあって、女性は脱衣所から行き来できるんですが、逆を言うとカーテンの隙間から見えてしまう。まあ、こんなところまで覗きにくる奇特な方はそんなにいないと思いますから、奥のほうで着替えるようにすれば問題ないと思います。









