作用点 その3 『熱いまなざし!』 | 合気・スピリチュアル研究会

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岡本眞先生の合気を通じ、霊感(インスピレーション)を授かったオッサン達の備忘録

作用点の取り方として、大事なことは、作用点を作ろうとする箇所をじ~っと『見る』ことです。50代以上の方は、ジュリ~!と叫びながら『熱いまなざし』をそこへ、向けて下さい。

この稽古を繰り返すと、作用点として取ろうとする箇所を押しながら「見る」だけで、自身の脳がオートマチックに演算し、簡単に作用点が取れ
 
るようになります。
はじめは力が入りすぎるのが普通で、なかなかうまくゆかないのですが、少しずつ相手の反応が見て取れるようになりますので、面白味が出てきます。これが基礎稽古の中でも最も大事な稽古かも知れません。
以前の手掌腱膜の動画で、一教肘押さえで相手の腕を通じて背骨を取っているシーン(『おまけ 作用点の使い方』)がありますが、手首を持った手で手首から肩まで作用点を作り、肘を取った手で相手の背骨や頭に作用点を取っています。相手が「ビクッ」として緊張・反応していることが見て取れるでしょう。作用点を作ることでこちらの力が、相手の背骨まで簡単に伝わり、力づくで相手を押し倒さなくても簡単に相手を崩すことが可能となっています。
以上のように作用点が取れれば、現在、YouTubeで渋川剛気の握手技(合気)を検証するのような動画が様々にアップされていますが、これも仙骨や大腿骨頭周りに作用点を作れば、アンチェインや武蔵を直下に崩しているように、力もほとんど使わずに簡単に下へ崩れてしま
います。
検証動画の多くは、やはり生の力を使っているせいで、下方向へ「押し込んでいる」ようです。これは作用点が取れていないため、このような崩しになるわけですが、作用点を取り、あとは軸、重心、深層筋などのトッピングを使えば、握手ではありませんが、相手の手のひらに下から指先で接触して、ベクトルは全くの逆で直下へ崩すことも可能となります。
このブログを読まれた方、是非、チャレンジしてみて下さい。楽しみにしています。