基礎技術 その1 骨の意識 | 合気・スピリチュアル研究会

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岡本眞先生の合気を通じ、霊感(インスピレーション)を授かったオッサン達の備忘録

「朝顔の手」の初伝と思われる技術をひと通り、文章と動画で公開させて頂きましたが、うまく相手が捕れないとの話を頂きましたので、「中伝」に移る前に、初伝のさらに基礎である技術に戻り、私が理解している範囲での基礎技術をお伝えしたいと思います。

先ず、私が岡本眞先生から一番初めに教授頂いたのは『骨』に関しての技術であり、『前腕は二つの骨からなっているということを明確に意識して相手の腕を捕る、または自身の腕を操作する』ということが第1歩であると教えて頂きました。小指側に付いている尺骨、親指側の橈骨を常に意識することができるかどうか(皆さんご存じだと思いますので、図などは省略とさせて頂きます)、殆どの人はこの2つの骨の動きに無頓着なため、正確な、そして必要な操作が出来ていないということです。実は「朝顔の手」の初伝(その1)の小指の操作もこの骨の意識がないと、相手の反射を引き出すだけの技術となり、100%うまく相手が捕れません。沢山の課題を出すと混乱してしまいますので、まずはこの尺骨橈骨を意識できるようにして下さい。認識する方法としては、高岡英夫氏の『サモン』が最適です。骨の図を見ながら尺骨すって、もんで(略してサモン)すると、薄っすらと骨が意識できると思います。初めはほんの少しの時間しか骨の意識が持ちませんが、何回か行うことで骨を意識することが出来るようになると思います。尺骨、橈骨に意識を向けながら、前腕、手首を回転させると、それぞれどのような動きをしているのかを確認してください。まずはこれが合気習得のための第1歩となります。