去年の体験です。夕食後、コンビニで甘いものが食べたくなり物色し始めていたら、
【どれでも好きなのを買って食べていいんだよ】と声が聞こえてきました。声の主は俺が生後8ヶ月の時に他界した実の母でした。母のそばには堕胎されたために産まれ出て来れなかった、腹違いの俺の妹がいました。
あまりに優しい波動に包まれ、俺は思わず切なくて少し涙が出てきました。
部屋に帰り、買ってきたチョコレートドーナツをこの母と妹の分まで念で個数を増やして一緒に食べました。
会いたくても会えなかった、話がしたくても出来なかった、一緒にご飯を食べたくても食べれなかった、懐に抱かれることさえ無かった。遊んだり遊んであげることも出来なかった、そんな母と妹が時々こうして会いに来てくれる、切ないけど嬉しい限りです。
妹には、
【産まれてきたかった】と言って泣かれたこともありました。
片言ながらも、たまにの一家の団らん。
会いたくても会えなかった、生きたくても生きれなかった。これはある種の地獄ですね。
でもこうして、たまにではあるけれど再会してお互いに慰めを頂いています。
母と妹、二人とも光輝いてます。生き生きしています。