雁田山の最高峰である、千僧坊という地点に着きました。
千僧坊って、面白い名ですね。岩松院の前身の寺に由来するそうです。
とても広々とした眺望です!
千曲川沿いに平地が南北に広がっています。長野平とでも呼びたくなりました。
正式な呼び名が、きっとあるのでしょう。
千曲川に浸食されて、この平地ができたのでしょうか?
まっ平らです。
千僧坊からさらに歩くと、展望園地という地点に出るようで、そこからの眺望はもっと良いと書いてありました。
少し休憩して、再び歩き始めました。
誰ともすれ違いません。僕ひとりです。ちょっと怖なー、他に歩く人はいないのだろうか?と思っていたら、
大きかったです。僕の20メートルほど前にいました。
猿はすぐに逃げていきましたが、向かってきたら危なかったです。猿も気をつけないと攻撃してきます。
下りたり上ったりの繰り返しで、平坦な道がほとんどなし。ストックを持っていてよかった。
道は結構キツイです。次に作るアイディアなんて、考えている余裕はありません。
頭の中は無です。
気持ちを無にしたい修行僧は、雁田山に登ったらよいと思います。
なぜ山を歩くのだろう? それは制作と似ていて、理由なんてなくて、歩きたいという衝動なのです。
もし頂上に到達できなくても、その過程だけでもいいのだと思います。