クイックリフト(ウエイトリフティングの種目)を教えているけど | さかもとサンのブログ

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ウエイトリフティングやパワーリフティングやベンチプレスやボクシングや筋トレフィットネスやら
なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

他に教えている人たちの動きを改めて見てるけど、私の体の使い方と明らかに違う場所があったのを発見しました。

他に教えている人たちの動きは日本のマスターズの先輩方が語っていた動きと同じでして、そちら系統なのかなぁと思ったりします。

私のやり方は海外のトップアスリートの一部の人達がやっているような形に似てました。

つまりはいくつかパターンがあるので、どれが正解とかはなさそうです。

ただ私のところに教わる場合は私が推奨しているパターンを教えることになると思います。

その理由としては、力の出力と安定した動きを体現するにはそちらの方がバランスが取れて良いと思うのと、失敗率が下がると思うからでしょうか。

要は安定性で選んでいる感じです。

何故安定性を選ぶかと言うと、クイックリフトという筋力トレーニングの亜種(?)としてはやっぱり反復するのだから、安定した動きをしやすい方を選ぶのが妥当だと思うからですね。

またウエイトリフティングという競技から見た場合は、高重量を5回に1回しか取れないフォームを選ぶよりも、それよりもちょっと高重量の数値は落ちるかも知れないけれども(実際には差はないと思っていますは)100%に近い形で確実に取れるやり方を選ぶのは戦略としてありだと思うからです。

審判員も経験しているので若い選手の試技もそれなりに観てきましたが、結構失敗率が高いんですよね。
第一試技から失敗するような重量を選ぶのは何故なのだろうと思った時に、実は練習では取れているのだけれども、成功率が低いやり方をしているから失敗するのではなかろうかと思いました。

それが戦略なのか、それとももっと成功率を上げる戦略を知らないのかは不明ですが、勿体ないというよりは選手として失敗の確率が高い、言い方が悪いですが「博打的な戦略」が無駄だと思ってしまいました。

そこで私は重量は少し落ちたとしても確実に試技を取っていく戦略を選ぶわけです。
高重量挙げられたとしても「運次第」はなぁ…と思ってしまうから。
もちろん一発逆転は博打的なやり方に分がありそうだし、盛り上がりはそちらの方が良いのですが、もしも失敗率が低いやり方で且つ一発逆転で覆されないやり方があるのであればそちらを選んだ方が良いかなとも思う訳です。

そして多分、そのやり方はある。
それを私は選んでいるつもりではあります(実際はどうか知りませんw)

また、そのやり方はフィジカルを鍛えるには非常に適したものであるとも思いました。
結局フィジカルがモノを言うのがスポーツなので、フィジカル強化に有利なやり方を選ぶのは決して間違いではない(但し正解かどうかは定かではない)とも思います。

故に、私の教えるフォームは他の目立つトレーナー達のやり方と違うので、比較した時に「それじゃダメだ」と言われる可能性もあるのですが、気にしなくて良いです。
選んでいる条件が違うだけなので。

今週もクイックリフト(スナッチ)のパーソナルトレーニングをしたのですが、やっぱり楽しいですね。
お客さんも自分の成果に喜び、私も自分の指導で成長していくお客さんを見て嬉しくなり、ホントに楽しいと思いますね。

私の場合はただ単に技術を教えるだけではなく、クイックリフトが出来ない身体的な理由にある程度アプローチできる手段を持っているので、それと組み合わせていくことで、ものによっては即効でフォームが改善されることもあり(今日のお客さんがそれで驚いていた)自分のいろんな技術を駆使していくのも楽しいと思っています。

自信があるとかないとかそういう段階は通り越して、それこそ習慣化ではないですが、粛々とこなしていくの、それが当たり前になっていくのが楽しいですね。

それがお客さんにとって楽しいかどうかは分かりませんが、私が楽しくなくてお客さんが楽しいのか?と思うと、私が楽しめなくちゃならないと思ってますね。

真剣に楽しく、時に緩く楽しく、のびのび自由に、レベルアップしていく、別にレベルアップしなくても楽しければいい、いろんな楽しいに溢れればいいなぁと思います。

もっと肩の力を抜いて、柔軟に学んでいきましょう。