スクワットは足だけを鍛えている訳ではないので | さかもとサンのブログ

さかもとサンのブログ

ウエイトリフティングやパワーリフティングやベンチプレスやボクシングや筋トレフィットネスやら
なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

スクワットは高重量小レップも、中重量中レップも、中低重量多レップも全部やるべきなのです。

スクワットと言えば足のトレーニングだと思われがちですが、確かに足を鍛えるにはスクワットと言います。

しかし、スクワットが鍛える部位は「足」だけではないのです。

「体幹」と言われる部位も一緒に鍛えていくのです。

ここで重要なのはスクワットの最中の「足」と「体幹」とでは使い方が違うということです。

つまり筋肉の筋力の出力の仕方が違うということです。

足の方は単発でそれなりの大きさの筋力を出力するのに対し、体幹に関しては継続してそれなりの大きさの筋力を出力する。

もっと専門的に言えば、足に関する筋肉は伸収縮を繰り返すのに対し、体幹は筋長を伸ばさず縮めず同じ長さに保っていなければならないのです。

足の筋肉に関しては、エクセントリック・コンセントリックが要求されるのに対し、体幹はアイソメトリックな動きが要求される訳です。

つまり、足と体幹とでは、同じトレーニングをして同時に同じように鍛えることができないのです。

そしてスクワットは、脚力だけがあってもそれで更に脚力を向上させることが出来ません。

体幹の頑丈さがあって初めて足を鍛えることができます。

つまり、足を強化するには体幹も強化しなければならないということです。

これが、スクワットに関しては10RM10回をやらなければならない理由であり、3RM5RMをやるにしても先に10RM系の内容をやらなければならない理由なのではないでしょうか。

体幹が弱ければ3RM5RMで体を痛める可能性がありますから、先に体幹の強度を上げてから初めてそれら低RMを使って脚力を鍛えることができるのです。

恐らくこれは他のトレーニングでも同じことが言えるのかも知れませんね。

ちなみに私はスクワットはかなり強かった方ですが、初期の頃は10RMどころか15RMでセットを組んでいたこともあります。

流石に15RMだと心肺機能もアップしますが、心肺機能と体幹の強さは関係しているところもあるのではないかと最近思ったりしています(実際は知りません、思っているだけです)

更に中級レベルくらいの時は20RMとか40RMとかやってました。
多分40RMってないですね、20RM以上という扱いになります。

かと思えば200kg以上をクォータースクワットで低レップやってみたり担いでみたり、実はいろんな無駄だと思われることをたくさんしてきました。

強い人って大体無駄な事してると思います(笑)
だって、興味があるから。

皆さん、10RMは結構きつくて嫌かも知れませんが、15RMよりは楽なので是非頑張って取り組みましょう(笑)