レジスタンストレーニング10回の意味 | さかもとサンのブログ

さかもとサンのブログ

ウエイトリフティングやパワーリフティングやベンチプレスやボクシングや筋トレフィットネスやら
なんかいろいろをそれなりの期間やっている人が思っていることなどを記事にしているブログです。

筋トレ界隈で最近は10回ではダメだという話を良く耳にしますが、過去に回数に関して大学の授業で出てきたことがあったので、資料を引っ張り出してみた。

この先生(西端泉先生)は科学的根拠をしっかり揃える方なので、下記写真のデータもおそらくはきちんとした統計データから作成された資料なのだと思う。



写真は筋力と筋持久力とトレーニング強度(RM:最大反復回数)についての関係を示した表?グラフだと思う。

色付きの文字は私のメモだが

筋力アップに有効なのは2~6RMとなっていて
筋力と筋持久力両方効果が最大で出るのが10RM
筋持久力は20RM

となっている。

そう考えると、別に10回は悪い訳ではないのだが、何故否定されるほどにダメだと言われているのかは不明である。

ちなみに筋肥大については触れられていないので、そこに関する有効なRMは不明である。
(つまり、筋肥大と筋力アップは結び付けていないという事である)

さて。

違う調べ方をしてみたというか、ネット上で調べられる範囲でのレジスタンストレーニング10回が否定されている論文や科学的根拠が存在しているかどうかをChatGPTで調べてみた。

問:
現在、NSCA、PubMed、Google Scholarなどで10回を否定しているものはありますか

答:
NSCAやPubMed、Google Scholarで特定の回数が否定されているという直接的な結論を提供する研究や論文はありません。これらの学術的なデータベースでは、トレーニングに関するさまざまな研究が提供されていますが、トレーニングプロトコルや効果に関する結論は一様ではありません。

代わりに、個々の研究やメタ分析を通じて、特定のトレーニングプロトコルがどのような結果をもたらすか、またそれがどのように評価されるかについての情報が得られます。たとえば、特定の回数やセット数が特定のトレーニングゴールにどのように影響するかを調査する研究がありますが、結論は一般的に個々の適応や目標に依存します。

NSCAやPubMed、Google Scholarなどの学術的なデータベースで特定のトピックに関する最新の研究を調査し、トレーニングプロトコルに関する科学的根拠を把握することが重要です。また、トレーニングに関する専門家や資格を持つ人々の見解や意見も参考にすることができます。

-----

私も一応ざっと探してみたが、10回がダメだと言っている人の記事内でも科学的根拠を示す科学的根拠や論文の参照元はなかった。
つまり「ソースはどこ?」状態であり、またそのソースの信憑性も疑わしいと言わざるを得ないのかも知れない。

ちなみにChatGPTによると

「10回を3セット行うことが無意味であるという主張は、一般的には支持されていません。実際、10回を3セット行うことは、筋力や筋肥大の向上に寄与することが多いです。ただし、効果的なトレーニングを行うためには、個々のフィットネスレベルや目標に合わせてプログラムをカスタマイズする必要があります。」

とのこと。

・・・・・ちなみに「最大反復回数と筋力の関係」で検索をかけてみると、筋肥大も6~12RMと言う数字が出てきてたりするその方が多いので、10回は決して悪い数字ではなさそう。

と言うことで10回が良くない理由や、今回そちらのデータはなかったけど3セットが良くない理由を示した学術的にある程度認められた科学的根拠や統計データ、10回がダメと言っている人たちは何を基にそういう話を広めているのか?

謎です。