2月の観劇、色々盛沢山。その中の1つはこちら。
テラヤマキャバレー。
一言でいうとカオス。なんだけど、面白い。だけど、意味わかんない。
でも、この舞台を観るちょっと前から「言葉とは」という事を考えていたんですよね。日々、PCの画面やら、スマホの画面から大量の文字に接して、その文字にはこれまた大量の情報が含まれていて、だけど、その文字は言葉なのか。ただの記号で、目の前を流れていくだけ。みたいな感覚があって。「言葉」としてきちんと届いているのか。みたいな事を漠然と。故に「言葉」にこだわり続けた寺山修司の物語は刺さりました。
慎吾ちゃんがとにかく熱かった。途中感情があふれ出して涙がこみあげてくる場面があるのだけど、場面転換中、客席側に背を向けて整えている最中も、ずっと涙を拭ってた。コントロールできないくらいに入り込んでいたんだろうね。
舞台上のバンドもセットの一部の様ですごくカッコよかったし、現役タカラジェンヌの凪七瑠海さんの異質感が「死」のイメージにぴったりで、伊礼さんも伊礼さんにしか出来ない「蚊」だったし、最近気になる平間壮一さんも成河さんも誰もかれもよかった。
やっぱりまとめると、面白かった!です。
【観劇メモ】
日生劇場 S席1階サイドブロック前方。
伊礼彼方の部屋はこれから配信だから、後日談が楽しみ。