村上海賊の娘 上巻/新潮社

村上海賊の娘 下巻/新潮社

本屋大賞作品は外しが少ないので、いつも楽しみにしています♪
特に最近の、本屋大賞をとった歴史もの
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・2013年本屋大賞「海賊とよばれた男」⇒感想
・2010年本屋大賞「天地明察」⇒感想
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はどちらも、どはまりしたので、
今回も歴史ものが受賞し、期待は高まっておりました。
しかし…
正直、期待をかけすぎた感が否めない。。
批判的になってしまうのは、良くないのですが
あまり面白くないと感じたポイントをまとめてみました。
※ネタばれ含みます
1. 登場人物に感情移入出来ない。
戦国時代を生きる武士や海賊たちの話であるため、もちろん考え方感じ方、現代の環境から理解するのは難しいのだとは思うのだが…
この物語の肝である、
『留吉を助けるために、景が七五三兵衛に立ち向かった(端的に言うと)』
という点が何とも理解しがたい。
七五三兵衛がイイやつで、豪快で男気ある!という話が何回も出ているのに、そんなやつとわざわざ戦うことになった目的が、留吉なのか?という点が、受け入れがたい。
最終景が勝つけど、うーん…留吉はもちろん砦を出ないわけだし…
登場人物が成したい、と思うことに理解が出来なかった。
この物語の肝である、
『留吉を助けるために、景が七五三兵衛に立ち向かった(端的に言うと)』
という点が何とも理解しがたい。
七五三兵衛がイイやつで、豪快で男気ある!という話が何回も出ているのに、そんなやつとわざわざ戦うことになった目的が、留吉なのか?という点が、受け入れがたい。
最終景が勝つけど、うーん…留吉はもちろん砦を出ないわけだし…
登場人物が成したい、と思うことに理解が出来なかった。
2. 長い。
長いw
もちろん色んな背景があった上での、最後の決戦なわけなのだが…
上下巻計1000ページくらいで、時間としては1年も経過していない。
これだけあれば、普通の歴史小説だと1人の一生を書けちゃうレベル。
調べたら著者初めての、週刊誌の連載作だったらしいので、出版社の関係でストーリーを伸ばし伸ばしにした大人な事情もあったのだろうか…
もちろん色んな背景があった上での、最後の決戦なわけなのだが…
上下巻計1000ページくらいで、時間としては1年も経過していない。
これだけあれば、普通の歴史小説だと1人の一生を書けちゃうレベル。
調べたら著者初めての、週刊誌の連載作だったらしいので、出版社の関係でストーリーを伸ばし伸ばしにした大人な事情もあったのだろうか…
3. 漫画みたい。
前作ののぼうの城を読んだ際も思ったけど、漫画みたいだなーと。
別にそれは悪いことではなく、キャラクターが活き活きしている
ということとも繋がると思うのだけど。
そもそも主人公は「この時代の醜女」で、恐らく「現代で言う美人」。
おしろいを塗って、綺麗な着物を着たら「おぉ美しい」と… 少女漫画によくありそうなキャラクター設定。
途中途中で入る、ギャグっぽい登場人物のやり取りも、漫画の1コマにありそうだなー
と、何か冷めた目で見てしまいました。。
かなり文献に忠実に話が書かれているだけに、そういった漫画っぽい面がやたら浮いて見えました。
別にそれは悪いことではなく、キャラクターが活き活きしている
ということとも繋がると思うのだけど。
そもそも主人公は「この時代の醜女」で、恐らく「現代で言う美人」。
おしろいを塗って、綺麗な着物を着たら「おぉ美しい」と… 少女漫画によくありそうなキャラクター設定。
途中途中で入る、ギャグっぽい登場人物のやり取りも、漫画の1コマにありそうだなー
と、何か冷めた目で見てしまいました。。
かなり文献に忠実に話が書かれているだけに、そういった漫画っぽい面がやたら浮いて見えました。
・・・と批判ばかりですが

本屋大賞をとったということは、やっぱり優れた本なのだと思うので
読んだ方の意見聞いてみたいです!