クラス伴奏を行う理由 | フラメンコ舞踊家 森山みえのブログ

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JR総武線『小岩駅』から徒歩3分。
東京都内ですが隣駅は千葉県という東京の東側でフラメンコ教室を運営しています。

舞台に対する想い、そして舞台に繋がる教室での日々のこと、私の日常をブログにつづります。

 

伴奏付のレッスン

 

このところご無沙汰になってしまったのですが、コロナ前までは月に1回はギターさんを呼んで、伴奏付のレッスンを行っていました。

 

 

ダンスはスポーツではない

 

ダンスは身体を動かします。

なので、身体能力の高さに目が行きます。

ただ、ダンスは身体能力の高さを競い合うようなスポーツではありません。

 

ダンスは芸術です。

その為、音楽に対する感受性や表現力が問われます。

 

 

舞踊・ダンスは、音楽ありきで成り立ちます。

音楽がない舞踊・ダンスは、器械体操です。

 

だから、そもそもの音楽に耳馴染があり、身体にしみこんでいないと、受性を発揮することもできないし、それ故に心から自然に滲み出るような表現もできません。

 

 

馴染みがないフラメンコ音楽

 

フラメンコって、普通の日本人はお稽古で始めるまで、殆ど耳にしたことないですよね。

あると言っても、ほんのちょっとですよね。

フラメンコの踊りを始める前から、フラメンコの音楽が好きで、CD持ってて、しょっちゅう聞いてたって人は、そうそういません。

私も、15年近く教室をやっていて、そういう生徒が入ってきたことは今までありませんでした。

皆、お稽古を始めてからフラメンコの音楽を耳にするようになった人たちばかりです。

 

ということは、大人になってからフラメンコを始めた人たちにとっては、その音楽が足りていないってことがほとんどです。

 

身体を鍛える。

リズム感を養う。

振りを覚える。

フラメンコ・舞踊のテクニカを習得する。

 

それらと同じ位、音楽に馴染む為のアクションが必要になります。

 

 

なので、フラメンコの舞台をいっぱい見るとか、CDを聞く、Youtube等を見るという手段は有効です。

 

ただ、フラメンコは生演奏で踊ります。

録音と生演奏は、ちょっと勝手が違う。

だから生演奏に慣れる必要があります。

 

それは、本番前にだけやったとしても、ちょっと足りない。

その場しのぎの一夜漬けな感じならできなくないけど、フラメンコの土台を作るという意味では、細くでも長く、コツコツと続けるのに勝ものはない。

 

ということで、クラスにギターさん、カンテさんを月に1度は呼ぶようにしていました。

 

ただ、コロナがあったりして、その習慣が途絶えてしまってました。

 

また復活させたいなって思ってます。

 

 

 

人手不足

 

 

でも、いざ、クラス伴奏にカンテさん、ギターさんを呼ぼうとアレンジをしてみると、皆さんお忙しく、中々つかまりません。

 

ギターさんだけならまだしも、ギターさんもカンテさんもと2人になると、中々スケジュールが合いません。

 

特に、ソレアの伴奏の時には男性のカンテさんを探すので、いやはや、なかなかつかまりません。

※ソレアは女性の高い声だとギターさんが大変

 

 

 

もうすぐ振付が変わる

 

 

もうすぐ、全クラス振付が変わるので、今の課題曲の仕上げを行っています。

 

仕上げるからには、やっぱりギターさん、カンテさんに来てもらい、できれば生徒さんたちは一人ずつソロで踊り、終わりにしたいと思っています。

 

 

ということで、今、ギターさん、カンテさんの調整に苦心中なのでした。

 

 

 

【火曜昼クラス】初中級

ソレア、アレグリアス

7/2

ギター:エミリオ、カンテ:ダニエル・リコさん

 

【火曜夜クラス】初級

ファンダンゴ

これから手配します

 

【水曜夜クラス】中上級

タンゴ・デ・マラガ

7/31

ギター:尾藤さん、カンテ:笛田さん

 

【土曜午前クラス】入門

セビジャーナス

なし

 

【土曜昼クラス】上級

アレグリアス

7/6

ギター・カンテ:エミリオ

 

【日曜午前クラス】入門

セビジャーナス

なし

 

【日曜昼クラス】

ソロンゴ

なし