はじめに、この水・木曜日に大阪・名古屋でエイジアのライブに行かれる方。

もしくはまだ参戦を迷っておられる方・・・。

特にYESのファンの方、目をかっぽじいて読んでください。


今回のハウ師匠はマジでキレキレです。


さて、ライブ当日となりました。


過去のライブをプレイバックして気持ちを盛り上げておりましたが、自分のことでてんてこまい。

まさにわんやてんや(ポルト語)の状態からオフィスを飛び出し。


仕事のエトセトラを全てオジー化(ギャズ語)していざ渋谷公会堂へ。


渋谷C.C.LemonHallが渋谷公会堂に戻ったことに期待感が増す(意味不明)。



そして、エイジア4度目のライブにて初めての・・・


開演間に合いぃ~~~


そして、今回はエイジア30周年記念ライブとのことなので・・・。


今まで3回のライブではデザインがイマイチで敬遠しておったTシャツ!!


購入!!



A.Logicの狙ってみなさい!! はぁ~… ダメねぇ~

今回のが一番かっこいいと思ったアル。


間に合ってみると、仕事帰りの4・50代のサラリーマンが中心。

スーツを着たまま一人で駆け込んでくる光景がそこかしこで。

これでいてロックのライブである。


エイジアのライブで毎回ある光景。とっても微笑ましい。


そんなおいらはちょっと年下のデスメタル小僧の風体で・・・。


完全に場違いなCELTIC FROSTの逆十字「To Mega Therion」。


間違ったと思うのもつかの間、開演。



そして、1曲目からいきなりの・・・


「Only Time Will Tell」


オーケストラのプロローグを切り裂くジェフの美しいキーボードのファンファーレ。



そうだそうだ!これを待っていたんだ・・・。



そして、感動に酔いしれていると。


サビのエンディングでジョン・ウエットン、まさかの1オクターブ下げ・・・。


歌えなくてもチャレンジしてほしかったのに・・・。



5年越しの待ち人にツンデレされたショックと、となりのオバフォー女性ファンがどうもリズムのかみ合わないジュリアナ残党で変な動きが視界にめり込んでくるものだから・・・。


同伴の後輩と場所チェンジ!!


ここは忘れて次だ次!!



まあしゃあない。


月・火→東京 水→大阪 木→名古屋


↑還暦超えには殺人的な日程。


試合運びの一環と考えておく。



それはそうと最近チョロ読みしたBURRNでも、30周年記念アルバムはネタキレとまで言われて酷評されていたし(聴かずに会場まで来てしまったんだけどね・・・)。



不安はよぎる。



ドラムのカール・パーマーも音はキレキレではあるのだが、エッジが立ってないというか今までの覇気がどうも感じられず、牽引車的に見えた今までとは何か違和感がある。



そんな中、一人独走モードだったのがスティーブ・ハウ。


今までのエイジア再結成後4回のツアーの中で一番の出来だった。


音数は少ないけれど、情感たっぷりで本当に味わい深い音が気持ちいい。



コンサートの自分的ハイライトは中盤のジョンとジェフ2人によるセッション形式の


「Don't Cry」~「Smile Has Left Your Eyes」の2nd冒頭2曲の演奏。


ジョンの声域はこの2曲に関してはドストライクゾーンなので、非常に美しい。



久しぶりに聴いた「Cutting It Fine」でぞくぞくした後は・・・。


ジェフとカールのソロが続くのだが。


前回と全く同じ構成なので、妙味が薄い。



ただし、カールのソロはいやおうにも盛り上がる演出があり・・・。




自分は彼らのライブ4回全部来ていて、今回はハウ師匠の独壇場で、バンドとして最も薄味なライブと思っていたら・・・。



本編最終曲の「Open Your Eyes」で突然火がついたように全員覚醒。


何だCDで聴くこの「Alpha」のエンディング曲はこんなに入魂の一撃だったのか?



耳を疑うほど。



そしてアンコールは、定番の「Sole Survivor」~「Heat Of The Moment」で昇天。



最後の覚醒は何だったんだ?


4回のライブの中で一番燃えたぎっていたすさまじい15分だった。



まさに最終コーナーに入ってからの追い込みは凄かった。


持続力じゃなく、瞬間の集中力である。


こんなのやられちゃった日には・・・。


いやぁ・・・。



魅せますねぇ。


かっこいいなぁ。



能ある鷹は爪を隠すの典型の怒涛の終盤に、あっさり飲み込まれて30周年の宴は終わっていきました。



見終わって。



これが、彼らを見れる最後じゃないか?って今までいつも感じていた気がするんだけど。


今回はそうではなかった。



むしろ、今やれるベストのライブを見せつけてくれた。

そしてBURRNで枯渇を言われていたが、そんなことは全くないと証明してくれた。



センチはない。


未来もわからない。



ただ、ただ、彼ら4人の現時点での最善手を的確に打たれて降参した感じだ。





A.Logicの狙ってみなさい!! はぁ~… ダメねぇ~



あっぱれであった!!



(過去のライブ評・ASIAは今回3度目です)



ASIA(2010年)

http://ameblo.jp/a-logic/entry-11355814392.html


ASIA(2007年)

http://ameblo.jp/a-logic/entry-11355821556.html


2 CELLOS(2012年)

http://ameblo.jp/a-logic/entry-11139750671.html


IHSAHN / THE HAUNTED (2011年)

http://ameblo.jp/a-logic/entry-11099036382.html


CATHEDRAL 日本最終(2011年)

http://ameblo.jp/a-logic/entry-10869067880.html


WITCHCRAFT (2008年)

http://ameblo.jp/a-logic/entry-10797957811.html


ELECTRIC WIZARD (2007年)

http://ameblo.jp/a-logic/entry-10784574113.html



下に行けばいくほど荒廃していることこの上ない(笑)。