夫のお母さん(義母)が亡くなり
1ヶ月経ちました。
以前ブログで
義両親と義姉夫妻は
仏教や神道ほどメジャーでない宗教を
信仰していることを書きました。
その時のブログです↓
義母が亡くなった時は
その宗教のルールに従って
一連の流れを終えたのですが、
後日義姉から
「追悼式があるから参加してほしい」と
連絡がありました。
追悼式が行われるのは
信仰する方達が定期的に集会を行う建物。
もちろん、信者の方達のみが
参加する追悼式のため
私はお呼びでないと思っていたのですが
夫婦で参加してほしいとのことで
先日夫と参加してきました
まず、着ていく服に迷いました
夫曰く礼服を着ている人はいないとのこと。
たしかにネットで調べてもそのようです。
(↑夫の言うことの裏付けがほしい行動)
ただ、夫はスーツ着用ですし
私だけあまりにもカジュアルな服装だと
浮いてしまうかもと思い、
グレーのニットの上に
リクルートスーツ(20年前のもの)で
行くことにしました。
会場に到着すると
男性は皆さんスーツでしたが
女性はジャケットの方や
カジュアルな服装の方まで様々でした。
やはり礼服の方はいません。
私は礼服ではありませんが
黒のタイツに
葬儀用のバッグにしてしまったので
わりと黒ずくめ感があり
目立ってしまっていたような…
建物内は
とてもシンプルでした。
何かが飾られているなどはなく
講堂には壇上があり、
モニター・スピーカーと
たくさんの椅子が並べられている程度です。
遺影はNGなので
義母の写真が飾られていたりもしません。
私達は親族ということで
1番前の列の椅子に座りました
追悼式が始まる前、
多くの方が私達親族に声を掛けに来ます。
夫は宗教2世で
子供の頃には集会にも行っていたので
昔親交のあった方達もおり、
懐かしがられたり
愛称で呼ばれたりしていました
完全に余所者の私にも
とても気さくに挨拶してくださいます。
厳しいルールのある教えを
実践してるとは思えないほど
皆さまとても穏やか
追悼式は代表者が
義母の生い立ちから宗教との出会い、
死とこれからのことなどを
教えを絡めながら
皆様に伝えるといったものでした。
最後に全員で歌を歌って
追悼式は終了です。
歌も何曲かあるらしく、
今回歌われた歌は
夫も聴いたことがないそうで
義姉に「新曲?」と尋ねていました
新曲ではないそうです笑
(夫が覚えていないor知らないだけ)
追悼式が終わると
再び親族のもとに
続々と信者の方達が声を掛けにきました。
(追悼式の前に来た人もまた…)
義父、義姉だけでなく
相変わらず信者でない私達にも
寄り添った言葉を掛けてくださいます。
そして皆さま
次の集会に参加するよう
やんわり誘ってきます
良かれと思って
言ってくれてるのはわかりますので、
「ありがとうございます」とだけ伝えれば
それ以上グイグイくることはありません。
ただ、1人の爺さんはなんとも強引で
義姉も助け舟を出すほど…
いつまでこの人に拘束されるのだろうと
魂が抜けかけました
宗教は他人を傷付けたりしなければ
自分が信じたいものを
信じれば良いと思っていますので
特定の宗教を否定する気はありません。
ただ、こうした押し付けは
その宗教全体が悪い印象になってしまうと
爺さんに伝えたい…
周りのフォローもあり、
なんとか解放されて
その日の追悼式を終えました。
私の人生において
これまでにない経験でしたので
こういう世界もあるんだなと
勉強になりました


