おはようございます。
今朝の岐阜も晴れ。
新年からいいお天気が続いていますね。
カミさんは今日から仕事。
そんな日に限って、ちょっと寝坊してました(笑)
わたしは昨日は録画しておいた映画「もういちど」を。
笑いと涙と人情がいっぱい詰まったちょいと いい噺。
2014年公開。
落語家の林家たい平が企画・主演・落語監修を務めた映画です。
出演は、林家たい平、福崎那由他、富田靖子、ゴリ、大野百花、渡辺正行、小倉久寛、熊谷真美、三遊亭金馬…
あらすじは、
ある事情から噺家修行をあきらめたたい平は、深川の長屋に流れ着く。
たい平はそこで、奉公先でいじめられたことから心を閉ざしてしまった少年・貞吉に出会い、ひょんなことから落語を教えることになる。
貞吉はずっと憧れていた落語の稽古に打ち込むことで笑顔を取り戻していき、そんな貞吉の姿を見たたい平も、次第に気持ちに変化が訪れる。
(eiga.comより抜粋)
というもの。
なんの変哲もない普通の映画です。
しかし、この映画、なぜだかいい。
一つ一つのシーンが暖かい。
たい平と貞吉のふれあい。
さりげなく落語ネタと江戸情緒を取り入れて、ほのぼの。
ゴリと富田靖子の夫婦も、子供を思う親の姿がほほえましい。
それに、この映画、全編にわたって出て来る人がみんな「善人」、貧乏だけど「いい人」ばかりで、「悪人」や「嫌な奴」は一人もいません。
貞吉役の福崎那由他を陰で支える幼馴染役の大野百花も、けなげです。
大家役の渡辺正行も、ニコニコしているだけですが、いい味出してます。
小倉久寛も二八蕎麦の屋台のオヤジで出ていますが、この人もまた優しさに溢れています。
女の子のお母さん役の熊谷真実も、愛情溢れるしっかり者。
大御所の三遊亭金馬の役も味があっていい。
それに、長屋の人たちがまたみんな「いい人」!
終わり頃のこのシーンもよかったなぁ。
話もどうってことない話で、映画としたらB級C級かもしれなくて、テレビの2時間ドラマレベルなんですが、全編を流れる色遣いとゆったりとした空気、なにより人の優しさや暖かさが心にしみる映画でした。
こんな拾い物の映画もあるんですね。
号泣じゃなくて、じんわり涙が出て来て、心が洗われたような気持ちになりました。
「予告編」
なぜか主題歌、浜田省吾~!




















