世界中で話題になっていた作品

気になっていたので遅ればせながらの鑑賞です。
「レ・ミゼラブル」

監督:トム・フーパー
出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、他
<あらすじ>
1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年もの刑期を終え、仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが司教の慈悲に触れ、改心する。
1823年、工場主として成功を収め、市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うために極貧生活を送るファンティーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、彼女の娘の面倒をみると約束。
そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法定で自分の正体を暴いたため再び追われることとなり…。
<感想>
「感動した!」「泣けた!」

そんな声をよく聞く今作。
(ましゃ
も観たそうですね^^こういう大作系観るのって珍しい気がw)
なんだか賞も獲ったりしてるそうなので
期待値高めで観たら
申し訳ないけど正直
「そんなに絶賛されるほどの作品??」
って思っちゃいました。
原作は読んだことないですが
小学校の道徳の教科書に
司教さんの銀の燭台のお話が載っていたのは覚えてますw
この映画、何がすごいって役者さんの「生歌」が聞けちゃうところです
普通だったらあとで声をあてたりするそうですが
今作は撮影と歌、いっぺんに撮っちゃったそうで
これが功を奏したのか
なかなか迫力ある歌声を聞くことができます。
(役者さんは大変だったでしょうが…
)
主役を演じるのはヒュー・ジャックマン。

個人的に筋肉バカ(笑)な役のイメージだったので
まさかあんなに歌上手いとは思いませんでした(((゜Д゜;)))
高音から低音まで、お腹からしっかり出ていて聞きやすかったです。
(筋トレが役立ったのかも…w)
さらに驚いたのがアン・ハサウェイ

(か…可愛いっ
)
ミュージカル初挑戦だったそうですが
誰もが知る名曲♪夢やぶれて♪を熱唱…というより絶唱してて
「プラダを着た悪魔」の彼女しか知らない私にとっては
そんな姿が衝撃的でした

素敵なロングヘアーも劇中でばっさり
↓

もともと華奢なのにさらに数キロ減量したそうで…
出番は短めなんですが気迫に満ちた演技が印象的です。
主人公を執念深く追い詰めるジャベールは
ラッセル・クロウが演じています。

何でか分からないんですが
画面に彼が登場するたびに
「大森南朋さん」を思い出してしまい
あんまり集中して見られなかったです…w
なんとなく似てる気がする…
タレ目な感じとか…ww
ファンティーヌの娘・コゼット役は
アマンダ・セイフライド。

彼女が歌えるのは
「マンマ・ミーア!」で証明済みですね
今作でも美しいソプラノボイスを披露してくれました

いつもより老けて見えちゃったのはなんでだろう…??
個人的にはエポニーヌ役を演じた
サマンサ・バークスに
MVP賞を贈りたいです!!!

他の方のレビュー見てると
「エポニーヌの子、歌上手いけど可愛くないよね(゜_゜>)」といった声が結構あったんですが
あんたらの目はふし穴かーーーーーーヽ(`Д´)ノと突っ込みたくなりましたwww
正直私は
アマンダより好みです(笑)
元々舞台版「レ・ミゼラブル」で同じ役を演じていたせいか
他の役者さんとは違った独特の雰囲気を感じました。
歌いながら感情を表すのがすごく上手くって
私にはこのエポニーヌのエピソードが一番泣き所でした。
(まぁ泣いてないですけど…←)
ちなみに映画出演は今回が初めて!!
ぜひ今後も色々出演してほしいな~と思う女優さんです。
で、こんだけ褒めといて
何がダメだったかというと
99%が歌で構成されてしまっていること。この映画は「ミュージカル映画」としてジャンル分けされると思いますが
「ミュージカル映画」って
「ここが見せ場だーーーー!!」って時に歌ったり踊ったりするから盛り上がるのであり

この映画みたいに自己紹介から手紙の朗読まで
ぜーーーーーーーーーーんぶ歌にされると途中でうんざりしてきます( ̄▽ ̄;)
メリハリがなくって疲れるし。
さらに肝心の歌も、みんな平均的にいい歌なんですが
「印象に残る歌」っていうのがあんまりなかったのも致命傷な気がします。
(あくまで個人的な感想ですが。)
ただ自分の予感としては
5年後、10年後に観たらきっと感じ方が違う映画になるんだろうなって感じです。
物語の登場人物が全員すごい苦労をしてたり
重荷を背負っていたりしてて
私ももっと人生経験を積めばw
この映画のもつ世界観だったりメッセージを受け取れそうな気がします。
ということで
ちょっと私にはまだ早い映画?でした
