いま言えるのは ありがとうだけ | 井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。
ミュージカル『ひめゆり』
有難いことに大変ご好評をいただき
オールスタンディングオベーションの中
幕を閉じました。

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☝︎千穐楽公演直後のはるかなみさ。

ご観劇くださった沢山のお客様、
応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。


このブログを書く前に、
出演するにあたっての決意を書いた
出演情報ブログの記事と、
わたしが稽古ブログとして書いていた
『はるの級長日誌』シリーズを
すべて読み直しました。

☝︎⑴〜⑽まであります。
⑵〜⑸は沖縄へ行った時の記事です。


わたしがこの作品と出逢ったのは
2010年でした。
毎年上演しているのも知っていたけど
それから一度も観ていません。
観るのがつらかったからです。
手術のシーンと、赤ん坊のシーンが
トラウマのようになったからです。

出演してみたい、
と思うようになったのはここ数年です。
でもやっぱり私には務まらない、と
自信が持てずに過ごしていました。

やっと覚悟が決まったのは、
以前にも書いたように
『タイム・フライズ』や
映画「この世界の片隅に」の
影響もあるし、
日々過ごしている中で飛び込んで来る
世界のいろいろなニュースに
危機感を覚えたからというのもあります。


わたしにとって、
物凄くチャレンジだった作品。
そんなわたしの想いを
ブログやツイッターなど
文章の端々から受け取ってくださって、
今まで観る勇気がなかった。という
わたしと同じような気持ちだった方も
観る覚悟を決めて、
たくさん劇場に来てくださいました。

それが本当に嬉しかったです!

もしかしたら今回の観劇で、
わたしのようにトラウマみたいに
なってしまった方もいるかもしれない。
それでも、観て感じてくださった事が
きっと真実なので
忘れないでいて欲しいです。
もう二度と観たくない、と思った方も
毎年観に行きたい!、と思った方も
きっと受け取ってくださったのは同じ
平和への願いだと思うのです。


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今回いただいた、
級長の久城はるという役。

沖縄でみた学徒隊の慰霊碑に
「はる」という名前は
いくつか刻まれていました。
「久城」というのは、調べたけれど
沖縄独特の苗字ではないようです。


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はるは、しっかり者で真面目で、
先生の言うことは絶対だし、
髪の毛もぴちっと真ん中分け。
(井坂は下手なので毎回ダブルの
守屋由貴ちゃんに分けてもらってた)

はるかなみさの三人組は、
一見おもしろトリオみたいに描かれてて
重たいストーリーの中で唯一
ほっとひと息つける…という方には
もちろんそう思っていただいて良い
シーンだと思うのですが、
実は、滝軍曹とかと同じように
物凄く戦争の恐ろしい部分を
表現しているシーンだと思っていて。
だって、
捕まるくらいなら死ねと教わってきたから、
死のうとしている三人組。なんです。
あとちょっとでもタイミングが合ったり
誰か一人にもう少し勇気があったら、
確実に死んでます。
よくよく考えると恐ろしくないですか?
それが普通だった、というところに
戦争の恐ろしさが凝縮されていると
思うんです。

なんだか軽快なボサノヴァのリズムに
乗せられたシーンでしたが、
そんなところまで表現できていたらな…
と思っています。

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☝︎星組学徒と先生方と婦長さん。

みんなが載せている、
星組全キャスト集合写真を見た友人から
茜が見つからない〜〜と
言われたのですが、

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☝︎これ

わたし、うつってません。(笑)
でもみんなのこと大好きだから
保存してます(笑)

もともと本番前に写真を撮るのが
あんまり得意ではないというか…
千穐楽の日は特に。
そして、この作品は特に。でした。

わたしは不器用な役者なので、

自分のペースでゆっくり準備をして、
化粧前に飾った沖縄の写真を見て、
数ヶ月前から書きためていた
ひめゆりノートを読み返したりして、
沖縄へ行った時に撮ってきた
海や山の動画を静かに眺めたりして、
オーバーチュアが流れたら
劇場の神棚に手を合わせて、

そうしてやっと立てる舞台でした。

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いっぱいいっぱいなわたしを
支えてくださった人たち。


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いつも全身全霊で役と向き合い、
私たちへかけてくださる愛情も大きく、
お背中に沢山学ばせていただいた
キミ役・はいだしょうこさん。
上原婦長役・木村花代さん。
檜山上等兵役・中井智彦さん。

この人だったからこそ、
「一緒に」はるを創り上げられた恩人
月組はる役・守屋由貴ちゃん。

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そして
かな役・苅谷和暉子ちゃん。
みさ役・内田莉紗ちゃん。
この2人とはるかなみさが出来て
本当に幸せでした。



書きたいことが多すぎて
ちっともまとまりません(笑)


千穐楽の日の
公演案内ブログにも書きましたが、

舞台の上からお伝えするのが
役者の仕事だと思うのですが、
わたしはまだまだ未熟で
伝えたいことをどこまで伝えられたのか
あんまり自信がないのと、
SNSの感想などを読んでいて
作品には描かれていない部分にも
皆さんが想像力を働かせてくださって、
新たな疑問なども浮かんでいるように
感じられたので、
文章のちからを借りたいと思います。

というのも、この作品に携わった以上
沖縄戦のこと、学徒たちのこと、など
少しでも多くの人と共有したいなと
強く思っているからです。
戦争を経験された方が
少なくなってきている今だからこそ、
知らない世代も考えたり話し合ったり
しなければと思っているからです。

ちょこちょこ更新したいと思います😊



ひとまず、
いったん終わりにします。


『ひめゆり』という作品を
真摯に受け止めてくださった皆様
本当に本当にありがとうございました。

わたしを久城はるとして
舞台に立たせてくれた
キャスト・スタッフの皆様も
感謝しかありません。

そして、はるちゃん。

「いま言えるのは ありがとうだけ」





来年の上演も決定しています。
これからも一人でも多くの方に
作品のメッセージが伝わっていくことを
願っています。




はる・井坂 茜




AKA LIVEvol.2~探せども、探せども~」

谷口あかり・井坂茜・久田菜美(pf)

①~海を越えて~

7/25(火)18:30open/19:00start

②~山を越えて~

8/13(日)12:00open/12:30start

@レストランパペラ(新宿御苑)

¥4,000+お食事¥1,500

2daysセット割−¥1,000

http://ameblo.jp/a-k-a-n-e-m-u-s-i-c-a-l/entry-12276395386.html




MerryCreationNote

8月

18(金)19時

19(土)13時 / 19時

20(日)13時

@調布市せんがわ劇場

一般 4,000円 / 学生 3,500円

⬇︎詳細はこちら!

http://ameblo.jp/a-k-a-n-e-m-u-s-i-c-a-l/entry-12281222302.html

⬇︎ご予約はこちら🎵

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