皆さんこんばんは。
アクションとホラーをこよなく愛する映画フリークいわしでございます。
梅雨間近いかがお過ごしでしょうか?

梅雨になるとじめじめとしていろんなものが涌いてくる季節。おりしも6月4日は『ムシの日』ということで、いわしの映画独論でも虫系ホラー特集を組んでいるところでございます
。前半戦は有名作品、カルト作品も含めた個人的主観によるベスト6位まで紹介してきました。

いよいよ後半戦、ベスト1位までをカウントダウンしていきたいと思います。
このあたりになるともうれっきとした『トラウマ映画』として広く認知されているものも多く、納得ベタな選出と思われるかもですが、夏へのダイエットに向けてその食事制限の手助けにはなろうかという残酷描写の激しさとビジュアルのエグさがポイントとなっていますのでご参考にしてください。

それでは後半戦参りましょう。
まずは第5位、実際にある疾患名から付けられたパニックホラー
『アラクノフォビア』


でございます。
スピルバーグの弟子的な方が監督デビューとして選んだこの作品は主人公が実際に『アラクノフォビア』であります。
『クモ恐怖症』ともよばれるのですが、そんな主人公が街を襲う何千、何万という様々なくもに立ち向かうストーリーです。
パニックの原因が南国から不正に輸入された猛毒クモのつがいで上陸後に現地のクモたちと交配をした結果、突然変異して爆発的に増加したという今でも起こりうる要因なのがまず怖いところですね
もちろんクモによる衝撃的なシーンもありますよ。
狂暴なクモたちが大暴れのキルカウント動画



続きまして第4位。『ゾンビ』ジョージ・A・ロメロが手掛けた名作。
『クリープ・ショー』


でございます。
この作品は全5話からなるオムニバスホラーなのですが、取り上げたいのはオーラスとなる第5話『這い寄るやつら』のエピソード。
そして題材となるのはまたもゴキブリ。
異常なまでの潔癖症でゴキブリ嫌いの主人公が最後に迎えるラストはまさにトラウマ必至。
その前から生理的嫌悪感を増幅させるようなシーンが数多くあって、コーンフレイクの箱の中から飛び出てきたり、キッチンの排水口から溢れ出てきたり、ミキサーでミンチになったりとこれが全て本物を使っているため、リアルもリアル。
それを踏まえてのクライマックスのあの地獄絵図は間違いなく食欲はなくなること間違いありません。
伝説となったゴキブリ嫌いトラウマシーン



さて、次は第3位。
巷ではトラウマ映画としても有名なこちら
『スクワーム』


でございます。
80年代に過去に一度だけゴールデンタイムにテレビ放映されたもののそれが今でも話題になって語り継がれているほどの伝説級の作品ですね。
こちらも何万匹とよばれるミミズやゴカイの本物をつかっていて、アップで『キーキー』と牙を掲げて暴れておりますね。
全編気持ち悪いシーンはあるのですが、やはりここで挙げるのは人間の皮膚の下でゴカイたちが蠢くシーンやクライマックスの家を覆いつくすほどのミミズとゴカイの海のシーン。もうこれは圧倒的な絵図です。
さらに狙ったかのような生理的嫌悪感シーンで、シャワーの噴水口からニュル~っと出てきたり、スパゲッティの中に紛れ込んで食べかけられたり(すんでのところで未遂に終わった)とその後の食欲を減退させるに十分なインパクト与えてます。
これを観たあとしばらくはパスタ料理は止めときましょう(笑)
麺もの禁止の衝撃シーン集



さて惜しくも第2位となったのはこちら
『ザ・ネスト』


でございます。
三度の登場となる『ゴキブリ』題材の作品なのですが、他のゴキ作品と違うのは豊富すぎるゴキの種類。もちろん全て本物です(笑)
日本製のあの黒光りものから南米の超巨大もの、蛇腹のついたウネウネしたやつとかワールドワイドなゴキ集団が一同に会して人間たちを襲っていきます。
中盤までは集団で襲いかかる怖さや生理的嫌悪感マックスなゴミ箱からの大噴出、やたらとどアップされる触角などゴキブリをかなりフィーチャーしたつくりなのですが、後半からちょつとモンスター系になったのが悔やまれるところ。
襲った相手の知能を自分の物にするという特殊能力が追加されると、なんとこれまで中心だったゴキ集団がパタッといなくなり、グロモンスターものに変化。
人間の身体を食い破って出てくるゴキブリ人間、そしてラスボスとして君臨する女王ゴキブリの圧倒的なビジュアル。これもある意味強烈なインパクトなのですが、一番強烈なのはメニュー画面。しばらく放置してると画は面をとんでもない数のゴキブリが横切っていきます。
この絵面には勝てないでしょうね(^^;、
音までも気持ち悪い残酷シーン集



いよいよ映えある『虫系ホラーベスト10』の第一位ですが、それがこちら。
『スラッグス』


でございます。
本作品での題材は『ナメクジ』。アメリカ産の黒くてつるんとした感じのナメクジが何万匹もの大群を引き連れて人間を襲います。
『虫系ホラー』最強のスプラッターものとしてもしられていて、とにかく残酷表現の激しさが目立ちますね。
なおこのナメクジ軍団、ヌメヌメの溶液には麻酔の効果があり、しかも強酸性の特徴があるらしく、相手が麻痺して動きが鈍くなったところで肉を溶かしながら削り取るというエグいやり方で次々に犠牲者を増やしていきます。
中盤ではエッチしたあとのカップルがこのナメクジ軍団に襲われ、ナメクジの海に落ちた女の子は顔を削り食われて半分白骨化するショックシーンもあります。
しかもこのナメクジを誤って食べてしまうシーンまであり、その相手はナメクジ内に生息していた寄生虫『住血虫』に侵され、激しい頭痛と顔の穴という穴からの出血の末に激しい爆裂音と共に頭を爆破させて住血虫が飛び出して死ぬというトラウマ全開の衝撃シーンとなっています。
数ある虫系ホラー作品の中でも群を抜いてエグすぎる残酷シーンの数々で文句無しの一位ですね。



いかがでしたでしょうか?
前半戦と合わせてこの後半戦はなかなかにマニア度も高くはなりますが、胸を張ってオススメする虫系ホラー作品ばかりです。

やはりいかにCG技術が発達したとしても『本物』のビジュアルの強さには敵いませんね。
そしてこの頃は色々と規制も厳しくなかった時代の作品が多く、その毒々しいまでの残酷描写もチープながら強烈に脳裏に焼き付けられるものばかりで、まさに『トラウマ映画』と位置づけられるのも納得でございます。

今回は惜しくもベスト10には入らなかったものの、まだまだ虫系ホラーは数多くあり、色んな虫が人間に襲いかかっています。
この虫系ホラーも元々は人間が自然を我が物のように破壊していくことへの警鐘として作られた経緯もあり、ある意味環境問題を考えるきっかけになり得るかもしれません。
まぁそんな大げさな感じでなくても、普段は敬遠しがちな虫系ホラー、この機会に観てみてはいかがでしょうか?

そんな感じで今回の独論はここまで。
次回はどんなテーマで語るかお楽しみに。

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虫系ホラーベスト10前半戦はこちら


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