発達障害の中でも、自閉症スペクトラムの人は被害者的な言動が
多かったり、被害者意識が強いと言われています
例えば、会社でお仕事でミスをして上司に注意されると｢どうせ私なんて
｣
｣等と自分を卑下し、職場の人は皆私を怒ってる、嫌っている、敵だと
思いやすい傾向にあるそうです
これは、発達障害の特性の為子供時代にいじめられた経験や大人に
なってからも特性の為叱責された経験のある人が多いからです。
また特性が影響し成功体験が少ない為自分に自信がなく
自己評価が低いところがあります
私は、自閉症スペクトラムですがADHDの特性もある為
集中力が続かず飽きっぽいところがあります
何をやっても、中途半端なので成功体験もあまりありません
その為、自己評価が極端に低い
思い返せば、私も被害者意識が強い傾向がありました。
発達障害に気付いていなかった頃、私は司会のお仕事をしていました。
同僚達と結婚式の会場を借りて司会の練習をしていたのですが、私はよく
上司から、注意を受ける役回りでした
発達障害の特性に合ったお仕事では、当然ないのでミスも多かったんだと
思います。
その上司は、きつい言い方をする人だったので私は泣いた事もありました。
あの頃の私は、本当に必死でした。
今思うと、発達障害だったから無理があったのにそれが分からず努力をすれば
何でも出来るようになると、思っていました。
ずっとやりたかったお仕事だったので、自分なりに一生懸命努力していた
つもりです。
なのに、怒られて｢何で私ばっかり
｣と思っていたものです。
｣と思っていたものです。また、家庭でも私は被害者意識が強いところがありました
二つの事が同時に出来ない、変化が苦手な
自閉症スペクトラムの私にとって、家事や子育ては本当に大変なものでした
楽しみながら出来ると良いのですが、自閉症スペクトラムの人は
気持ちの切り替えが苦手
子供達が、自分の思い通りにいかない事が私のストレスでした。
(子供達が、自分の思い通りにいかないのは当たり前の事なのに。)
結果、子供達に当たり散らし喧嘩になり私が泣き出して寝室に閉じこもり
主人が、なだめる‥という事の繰り返しでした。
主人は優しいけど、やはり私の味方ばかりは出来ないですよね
子供達の気持ちも、ある事だし。
そんな主人を見ながら、私は｢誰も、私の事を分かってくれん
｣とよく
｣とよく思っていました。
お仕事もして、家事に育児に自分なりに頑張っていたつもり。
なのに、空回りしてる気がしてこんなに一生懸命頑張ってるのに何で
上手くいかないんだろうと、思っていました。
だから、発達障害と分かった時に全ての疑問が腑に落ちたんです
後、主人によく言われたのは｢お母さんて、あの人は私の事を嫌っとるって
よう、言うよな。ほんなん、分からんでえ～。｣という言葉でした。
私は、ちょっと私に対してきつい事を言って来る人が苦手
そういうのって、私の事を嫌いだからそんな言い方をするんだって
思っちゃうんですよね
思い込みが激しいところもあるので、悪い方に悪い方に考えて被害者意識が
強くなるところがあったなあ‥って、思います
今は、おかげさまで職場の皆さんも良い人ばかりで人間関係に悩む事も
なくなりました
また、発達障害に気付けた事で私は怒る事も少なくなり家庭も平和に
なりました(笑)
職場等に、もし自閉症スペクトラム等の発達障害の人がいる場合はその人は
もしかしたら、子供時代等の経験で自己評価が低い為に被害者的な言動が
多いのかも知れないという事を、理解していただけたらなあと思います
そして、本当に小さい子供に言うように良いところを見つけ誉め自信回復を
目指してあげて下さい
注意する時は、頭ごなしではなく具体的に話して下さると発達障害の人は
理解しやすいと、思います
階段を少しづつ上がるように、当事者が自信を付ける事が出来れば少しでも
被害者意識が、減るのかなあ‥
周りに支援を求めるばかりではなく、当事者も自分の特性をしっかりと
理解し、自分の特性に合った対応をする事が大事なんでしょうね
やはり、特性に合ったお仕事に就く事は自分のストレスを一つ減らせるし
自信にも繋がる事
あらためて、大事な事なんだなあと実感しています
って、私の今のお仕事は自分の特性に合ったお仕事ではないと
思ってるんですけどね
その、矛盾点なんかもまた書けたら良いなあと思っています
