人事の皆さん、CSV競争戦略ってご存知ですか?~社会価値と企業価値を両立させる新しい戦略
こんにちは、人事の皆さん!
最近、「CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?
CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)とは少し異なり、CSVは社会的な課題の解決と企業の利益成長を両立させることを目指す、攻めの経営戦略なんです。
「へぇ、なんだか面白そうだけど、人事の自分には関係あるの?」
そう思われた方もいるかもしれませんね。でも実は、CSV競争戦略の実現には、人事の力が不可欠なんです!
なぜCSVに人事の力が不可欠なのか?
CSV競争戦略は、単に社会貢献活動を行うだけでなく、事業そのものを社会的な課題解決に結びつけることで競争優位性を築こうとするもの。そのためには、これまでとは異なる視点やスキルを持った人材が必要になります。
具体的には、以下のような点が挙げられます。
- 社会課題への深い理解と共感: 従業員一人ひとりが、自社の事業がどのように社会に貢献できるのかを理解し、共感することが重要です。人事部門は、研修やワークショップを通じて、従業員の意識改革を推進する必要があります。
- イノベーションを生み出す人材の育成: 新しい視点や発想を持つ人材を育成し、組織全体でイノベーションを促進する仕組みづくりが求められます。
- 多様なステークホルダーとの協働: CSV戦略は、地域社会やNPO、政府など、多様なステークホルダーとの連携が不可欠です。人事部門は、社内外のコミュニケーションを円滑にし、協働を促進する役割を担います。
- 企業文化の醸成: 社会的価値と経済的価値の両立を目指すCSV戦略を組織全体に浸透させるためには、それを支える企業文化を醸成していく必要があります。
人事職がCSV戦略で活躍できるフィールド
では、具体的に人事職はCSV戦略の中でどのような役割を担えるのでしょうか?
- 採用: 社会課題への関心や解決意欲の高い人材、多様な価値観を持つ人材の採用を強化します。
- 研修・育成: CSVの理念や社会課題に関する知識、ステークホルダーとのコミュニケーションスキルなどを習得する研修プログラムを開発・実施します。
- 人事評価: CSV戦略への貢献度を評価軸に加えるなど、新たな評価制度を検討します。
- 組織開発: 部門を超えた連携や、外部の専門家との協働を促進する組織体制を構築します。
- エンゲージメント: 従業員の社会貢献活動への参加を促進したり、CSV戦略への共感を醸成するようなインナーコミュニケーションを企画・実行します。
まとめ:人事こそがCSV戦略のエンジンになる!
CSV競争戦略は、これからの企業にとって重要な成長戦略の一つです。そして、その実現には、従業員の意識改革や能力開発を担う人事部門の積極的な関与が不可欠です。
人事の皆さんが、CSV戦略を深く理解し、その推進に貢献することで、企業は社会からの信頼を高め、持続的な成長を実現できるはずです。
さあ、社会価値と企業価値の創造に貢献していきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。