衝撃のアルバイト体験!昭和の結婚式場で「もったいない」を仕事にした大学時代

皆さん、こんにちは!今回は、私が大学時代に経験した、ちょっと変わったアルバイトについてお話ししたいと思います。それはなんと、昭和の香りが色濃く残る結婚式場で、食べ物を捨てるというお仕事でした!

今から考えると信じられないかもしれませんが、当時はまだ食品ロスという概念が今ほど浸透していなかった時代。結婚式といえば、豪華絢爛な料理がこれでもかと並び、その陰では大量の食べ残しが出ていたのです。

きらびやかな世界と裏腹な現実

アルバイト先は、地元でも老舗として知られる結婚式場。シャンデリアが煌めき、華やかな装飾が施された会場は、まさに夢の世界でした。新郎新婦の幸せそうな笑顔を見ていると、こちらまで温かい気持ちになったものです。

しかし、披露宴が終わると、その雰囲気は一変します。宴の後の会場には、手つかずの料理やお皿に残った様々な食材が山のように積み上がっているのです。私の仕事は、それらを黙々とゴミ袋に詰めていくこと。

鯛の尾頭付き、伊勢海老の殻、色とりどりのフルーツ…。「わあ、美味しそう」「まだ全然食べられるのに」と心の中で叫びながらも、流れ作業でどんどん捨てていくしかありません。特に、ほとんど手をつけられていないお皿を見たときは、胸が締め付けられるような気持ちでした。

衝撃的な光景と葛藤

一度、デザートブッフェの後片付けをした時のことです。可愛らしいプチケーキやムース、フルーツタルトなどが、ほとんどそのままの状態で大量に残っていたのです。「誰か、これ持って帰れないのかな…」と、当時の私は本気でそう思っていました。

もちろん、衛生上の問題や式場のルールがあったのでしょう。しかし、まだ食べられるものが、ただ「残ったから」という理由で捨てられていく光景は、若かった私にとって大きな衝撃でした。

このアルバイトを通して、食べ物の価値や「もったいない」という感覚を強く意識するようになりました。実家では、ご飯粒一つ残すなと厳しく教えられて育ったこともあり、この仕事は私にとって、ある種の葛藤を伴うものだったのです。

今となっては貴重な経験

もちろん、このアルバイトの良い面もありました。時給は比較的良く、体力もついたと思います(笑)。何よりも、普段は見ることのできない結婚式の裏側を知ることができたのは、貴重な経験でした。

そして、この経験があったからこそ、今の私は食品ロス問題に関心を持つようになり、日々の生活でできることから意識して取り組むようになりました。

昭和の結婚式場の裏側で、「もったいない」を仕事にしたアルバイト。今思えば、少し変わった、でも私にとっては忘れられない大学時代の思い出の一つです。

 

皆さんのアルバイト経験はいかがですか?もし面白いエピソードがあれば、ぜひ教えてくださいね!