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2023年12月7日に、イタリア政府が中国に対して一帯一路からの離脱を正式に伝えたことが報じられました。イタリアはG7の中で唯一、一帯一路に参加していた国であり、この決定は注目されました。

一帯一路への参加は、2019年3月に当時のイタリア首相が中国の習近平国家主席との間で覚書を交わしたことに始まります。しかし、2022年までの経済的なデータから、イタリア国内では一帯一路からの経済的利益が期待されていたほどではなかったことが示されました。輸入額の急増に対して、輸出額の伸びが十分でなかったことも一因となりました。

さらに、イタリアのメローニ首相は、来月からG7の議長国を務める立場であり、アメリカやNATOとの関係を重視する姿勢を示していました。この背景から、一帯一路からの離脱には政治的な思惑も影響している可能性があります。

中国側の反応として、中国外務省の報道官は、イタリアの一帯一路からの離脱について直接的には言及せず、「一帯一路の国際協力を中傷し、陣営間の対立と分断を作り出すことに断固として反対する」と述べました。同報道官は、一帯一路が世界で最も人気のある国際的な公共財であり、国際協力の最大のプラットフォームであるとの見解を示しました。