I. はじめに
- 研究の背景と目的
- 研究の意義
II. 第一段階:学説と実証から浮かび上がる争点の明示
- モロッコにおけるマーリク派の契約解釈と他派との異なりについて
- 日系企業インタビュー調査によって明らかになった「お困りごと」について
- 争点の整理と明示
III. 第二段階:イスラム契約原理の深い理解への探究
- イスラム契約原理とは何か
- モロッコにおけるイスラム契約原理の実際的な適用について
- 他のイスラム法学派との比較・分析
IV. 第三段階:モロッコにおける近代民法典とイスラム契約法理の接合・確執についての探究
- 近代民法典とイスラム契約法理の関係についての概要説明
- モロッコの日系関係先の弁護士・大学研究者によるヒアリング結果の分析
- 接合・確執の実態に関する考察
V. 結論
- 第一段階で明示された争点に対する解決策の提案
- 第二段階・第三段階で得られた知見に基づく大きな示唆の提供
- 結論の意義と展望
VI. 参考文献