群ようこさんの『ついに、来た?』

 

タイトルと表紙のカバーからも想像つくように、家族の認知症がテーマ。

 

同居家族だけでなく、別居している家族の状況の変化。

 

家族が認知症になると、その周囲の人々の生活も変化する。

 

こんなはずじゃなかった、と思いながら受け入れる人、義母の介護はするが夫の介護は絶対しないと決意する嫁。

 

立場や状況は異なるのだが、それぞれに困惑した状況が、読んでいても痛いほどに伝わるのだは。

それでも認知症になった家族への愛も描かれていて・・・

 

こういう本を読むと、自分や家族の老後を考えて暗い気持ちになるのだが、そんな風に考えさせないところが、群ようこさんの才能なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

団塊の世代が定年退職を迎え、高齢化社会を迎えているわけだが、昔に比べると高齢者が歩いている姿を見かけることが多い。

 

少し前までは、颯爽と早歩きしている人たちをみかけたものだ。

今は高齢の方だけでなく、少し年配の方だったり、ゆっくり歩く人たちの姿が目につく。

 

周りのペースに振り回されることなく、急ぐ必要もないのかもしれない。

自分のペースでゆっくり歩いていくことも、寝たきりでなく、元気な老後を迎えるためには必要なのかもしれない。

 

私の職場には、20~30代で転職してからずっと今の職場で働いているという人や、この職場しか知らない、という所謂ベテラン社員が多くいる。

 

50代の同僚は、定年の年齢がいつになるのかを気にしている。

40代後半の同僚も、いつまで夜間勤務ができるのかなどを心配して、退職の時期を考えている。

 

その時に話題になるのが、退職金や年金の額。

老後のことを考えると、途中で退職をしたり転職をすることに躊躇するようだ。

 

私は一つの職場に長くとどまることより、自分がやりたいと思うこと、興味があること、その転職が自分のステップアップになるのかを考えて転職をしている。

 

かつての職場では、60歳で定年退職をしてすぐに、病床に臥せる方を何人も見てきた。

 

老後のことを考えて頑張ることも大切だが、自分の健康も考えて働き方を考えることも、老後を考えるうえで大切なことだと改めて考えさせられる。