最近の図書館には、どこもリサイクル本が置いてあるのだろうか。

近所の図書館には、古くなった図書を住民が持って帰る仕組みがあり、この本もそのリサイクル本の棚に置いてあった。

読書好きな割には漢字に弱く、作者の名前すらまともに読めないことから、かえって気になって持って帰ってきた。

第一刷は2009年。

約16年前の警察小説だった。

 

 

 

 

 

 

最近、静かな退職が話題だ。

自分から動こうとするわけでもなく、自分からやろうともせず。

とにかく就業時間までに、与えられた仕事を終わらせる。

こうして給料さえもらえれば、昇進にも興味はない。

 

ここ動坂署は、警察組織からの落伍者たちを飼い殺しにしていると噂されており、まさに静かな退職にピッタリの場所だ。

 

その動坂署に転任になった雨森。

自分は何か理由があって動坂署に異動させられただけで、いつか本部へ引き戻されると信じている。

しかし周りの署員たちはそんな雨森に対して、決して優しくはない。

そんな雨森だが、自分の思うように捜査を進めていき、自分の意思とは無関係に他の署員たちと交流を深めていくこととなる。

 

けっきょく、仕事に対してモチベーションがある人は、案外周りの人をひきつけたり、助けられたりするものだ。

それはどこかに「助け合い」「支え合い」という言葉が根付いているからかもしれない。

もし、みんながやる気のない職場だったら・・・

 

その場合はいつかはみんな辞めてしまうだろう。

やる気がある人は他へ転職し、やる気のない人はその場だけの仕事をして・・・

そうするうちに会社自体の信頼も失われ・・・

その場だけの仕事というのもなくなってしまうのではないか

 

と思う。

その場だけで済む仕事なら、人間でなく、それこそAIがやれる仕事になるのだ