山口惠以子さんのおいしいシリーズ3部作の1つ、『食堂のおばちゃん』の第2作目。

 

 

 

    

おいしいシリーズ3部作は、『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『幽霊居酒屋』があり、私が勝手に命名しているだけで、著者の山口さんご自身は「食」と「酒」シリーズとしている

 

 

食堂のおばちゃんが働いている「はじめ食堂」の誕生秘話が盛り込まれている第2作目。

 

はじめ食堂は姑の一子と嫁の二三、二三の一人娘の要の同級生の万里が営んでいる、昼は定食屋、夜は居酒屋の食堂。

元々は一子の夫であった孝蔵と始めた小さな洋食屋だったのだが、孝蔵が急逝後に一子と息子の高が現在の食堂に切り替えたのだ。その高も急逝し、今は嫁の二三も加わるようになった。

 

第2作目は、孝蔵と一子の若かりし頃の話。

はじめ食堂が誕生した経緯や、二三の亡き夫の高の子供時代なども書かれている。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

時代も昭和40年代ということもあるからだろうが、とにかくこの当時の値段設定が安い。

月島に近い佃という土地柄からか、子どもたちが駄菓子屋でもんじゃ焼きを食べているのが興味深い。

思えば子どものころは駄菓子屋がいくつもあった。

50円や100円を握りしめておやつを買いに行った。

東京の下町育ちではないので、もんじゃ焼きは買ったことはないが、エビせんにソースを塗ったものをよく買っていた。ソースに青のりとカツオの粉がベースになっており、そこにマヨネーズや天かすなどのトッピングは追加料金になる。

たこ焼きや肉屋で揚げたてのコロッケなどを買って食べることもあったが、今の子どもたちはどこで買い食いをするのだろうか。

コンビニやスーパーでも駄菓子は売っているが、1個や2個だけが買いにくいと感じるのは、大人だからだろうか。

 

お小遣いで何をどのくらい買うのかを考えるのも、良い頭の計算になっていたように思う。

昔からお小遣いはすぐに使ってしまうタイプで、お小遣いをもらったらお菓子をたくさん買って、ちょっとずつ食べるつもりがついつい晩御飯が入らなくなるまで食べてしまう。

そして次からはちょっとずつ買うのだが、お小遣い日までにはたいてい手元に残らずに使い切ってしまうのだった。

 

それは今でも変わっていない。

今でもまとめ買いをしてしまって、つい余計なものまで買い込んでしまう。

少しずつ食べるつもりで買ったおやつも、ついつい食べてしまったり・・・・・・

 

給料日に限らず、手元にお金があるとつい使いたくなってしまうのは、子どものころから変わらない。

そして支払いの形態も変化してきた。

子どものころは小銭だったが、今は○○payに変わった。

手元にお金という形はないのだが、ここに支払える金額があるというのは、使い過ぎてしまう。

 

金銭感覚は、子どものころに身に着けないといけないようだ。