群ようこさんの『れんげ荘』シリーズの2作目。

こちらは以前ブログに書いていた。

 

表紙が違うのは、前回読んだのは文庫本で、今回はソフトハードカバーの本のため。

本のサイズによって表紙が違うことに驚いたが、少し得した気分になった。

 

 


 

れんげ荘にはキョウコの隣に住んでいたサイトウくんが実家に帰ったために空き部屋になっていた。

新しい住人を入れる予定はなかったが、この物件を気に入ったモデルのように背が高いチユキさんという女性が新しく入居することになった。

他の住人であるクマガイさんとコナツさんは変わらず。

 

 

 

 

 

月10万円生活は変わらず続いている。

地震を経験しても買いだめに走らない。

余計な物がなく、スッキリした生活をしているのだが、決して物欲がなくなった訳ではない。

余計なお金を使わない工夫として、散歩の時は財布を持たず、カードすらもたない。

時代に逆行しているようなキョウコの生活は実にシンプルだ。

 

住人同士の関係もつかず離れずに良い関係を築けている。

職業「旅人」のコナツさんは、クマガイさんに家の中の持ち物が把握されていても嫌がる様子もなくあっけらかんとしている。

普通なら怒るのではないか?

と思ったりするのだが、「ふつうなら」と思うこと自体が他人軸で動いている証拠なのかもしれない。

自分がよければ、他人に迷惑さえかけてなければ問題なく過ごせることを、れんげ荘の住人たちは教えてくれている気がする。