びっくり体験満載のドラマセラピー! | 一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ(ACL)

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アーツセラピーに関する情報をお届けします。

皆さん、こんにちは。

一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ代表理事の北尾真理子です。

 

 

今日は、今秋、10月28日(土)と11月25日(土)の2日間、関西(芦屋)で開催が決定しているドラマセラピーについて、私の体験談をお伝えしたいと思います。

 

私が、初めてドラマセラピーなるものを体験したのは、2015年2月でした。

日本に4人しかいないと言われているドラマセラピストの中野左知子さんが、森すみれさんのお友達ということもあり、年に一度位は、関西でもワークショップを行ってくださっているようです。

その時も、たまたま芦屋で、2日間のワークがあるということで、近くだし、予定も空いていたので、思い切って申し込みました。

 

当日、本業のダイバーシティの研修でクライアントさんだった方が会場に来られているのを見て、まず、びっくり! 

フェイスブックで、私が参加予定ということを知り、ご自身も一日だけ予定が空いていたので参加を申し込まれたとのこと。

初体験でやや緊張気味でしたが、顔見知りの方がいらしたので、ちょっと安心しました。

 

 

参加者は全部で10名程でしたが、初めに、輪になって全員で自己紹介。

実は、その自己紹介の仕方にもびっくり!

 企業研修でするような、ただ順番に名前と所属などを言うのではなく、自分の名前に動きを付けて紹介するというもの。

その後、しばらくの間、自分の名前に好きな節をつけて歌いながら、自由に会場を動き回る時間が与えられました。

 

 

最初は、自分の名前に節をつけて歌いながら動き回るなんて、

正直、なんだかちょっと気恥ずかしいなぁ、という戸惑いもありました。

でも、ほかの人たちも、みんなしているし、思い切ってやってみることに…。

 

それが、やってみると、意外と気持ちの良いもので、周りのことなどほとんど気にならなくなってきました。

後で、みんなで感じたことを共有するのですが、前述のクライアントさんだった方が興味深い発言をされていました。

 

彼女曰く、

私、実は、自分の名前があんまり好きじゃなかったんです。でもこうして節をつけて歌っている内に、結構、いい名前だなと思って、愛着をもてるようになりましたとのこと。

 

 

その後、レジュメをもとに、ちょっとした講義の時間もありましたが、多種多様なワークがあり、参加者の方々の様子を見たり、自分で動いたりしながらしている内に、流れるように時間が過ぎて行きました。

ワークに没頭していると、思わず世間の憂さも忘れていました。

最初は、私同様、少し緊張して固まっているような感じだった他の参加者の方々も、時間が経ち、ワークを続けていく内に、どんどん表情が和らいできてました。

 

面白すぎて、涙が出るほど笑った瞬間が何度もありました。

 

 

テーマとして、ある場所を与えられ、そこに存在すると思われるものを、一人ずつ順番に宣言し、輪の中に入り、なりきって演じるという課題もありました。

自分がなりきっているものに関連するものを他の人が続けて演じてくれたりすることもあるのですが、その日、初めて出会った人たちなのに、不思議な連帯感が生まれ、優れたチームワークが発生していく様子も目の当たりにしました。

 

 

2日目の終わり近くに与えられた、2日間のワークショップの集大成ともいえるワークは、参加者が二つのグループに分かれ、それぞれが与えられたテーマに沿った寸劇を演じるという課題でした。

 

その時のテーマは、家族のシーン。

家族構成や配役は自由に自分たちで決めるのですが、配役の中に、ある特定の性格をもたせるように、という条件が与えられました。

特定の性格とは、文句ばっかり言うタイプ、自己アピールが強いタイプ、問題を避けて通るタイプ、仲裁をするタイプなどです。

 

私は、常に仲裁してまわるおばあちゃん役を担当。

 

 

寸劇の内容を作り上げるために、各チームに与えれた時間はごくわずか。

ましてやメンバーは、その日初めて会った人たちがほとんど。そんな中でも、どちらのチームも制限時間内に、きっちりと完成しました。

最初は、そんな短時間で準備するのは無理、と思い込んでいましたが、やればできるものなんだなぁ、ということにも改めて気づきました。

 

チームで話し合い、脚本を書いたりはせず、大まかに配役と状況設定を決め、各メンバーが自分に与えられた配役で、決められたタイプの人物を、自分が好きなように、いきなり演じるのですが、これがまた、結構うまく行くもので、心底、びっくりしました。

関西開催の為、関西人が多かったようで、落ちを設けることや笑いを取ることは、みんな忘れずに、チーム一丸となって演じました。

演じる時間は一チーム、10分にも満たないような短時間だったと記憶しています。

 

一つのチームが演じる様子を、もう一方のチームメンバーが見ていて、後で気づいたことをコメントし、共有し合います。

そこで得たインプットをもとに、一回目の寸劇の内容を、座る位置を変えるなど、少しアレンジして、再演するのですが、

一回目は、なんだかまとまりがなかった家族が、他チームのコメントをもとに、座る位置なども含め、少し状況を変えることにより、よりまとまりのある家族の姿に近づけたことに気づきました。

 

 

自分が演じている最中に、思わず発したひとことに対して、孫娘役の方が、『おばあちゃんに、そんなこと言われたら、私、傷つくわ』と発言。

 

そこで、はたと気づいたのです。

 

 

これは日頃から気づいていることなのですが、私には、別段、悪気もないし、特に深い意味もないのですが、ちょっと皮肉的なというか、ブラックユーモア的な発言をする傾向があります。

親しい間柄の人たちは、その発言に結構、慣れてくれていますし、特に違和感も持たれないようなのですが、

やはり初対面の方など、私のことをあまり知らない間柄の人たちにとっては、『えっ?!この人、いったいなんてひどいこと言うの?!』という驚きを与えることもあるのだということ、

だから普段の言動には気を付けないといけないなということに、改めて気づかされました。

 

 

実は、この話には後日談があります。

 

 

後日、その孫娘役の方と、まったく別の機会で、偶然に再会し、その時の話をすると、面白い答が返ってきました。

 

彼女が言った言葉を再現すると、

『私は普段、誰かから自分が傷つくようなことを言われても、その場で言い返すことが絶対にできないんですよね。あの場だからこそ言えたことなんですが、言った後で、気持ちが良いなと思った自分に気づきました

というもので、これまたびっくり。

 

 

本当に、参加された方々がそれぞれに、様々なびっくり体験をされることが満載のドラマセラピー。

 

講師の中野左知子さんの根強いファンの方もおられ、リピーターの方も参加されていますが、

毎回、少しずつ参加者も入れ替わりますし、その都度、新たなびっくり体験ができること間違いなしと言っても過言ではないと思えるドラマセラピー。

ぜひ多くの方々に。ご参加いただけますよう、お待ちしております!

 

 

両日とも、私も会場におりますので、皆さんとお会いできることを、今から楽しみにしています!

 

 

 

 

 

■ドラマセラピーワークショップ『私らしい人生をデザインしよう!』

【日時】

2017年10月28日(土)、11月25日(土)
10:30-16:30
 

【場所】

芦屋市内
※お申込の方へ直接ご連絡いたします。
 

『私らしい人生をデザインしよう!』ワークショップの詳しい内容はこちら
 

 

 

 

ドラマセラピーや中野左知子さんのご紹介はこちらをご覧下さい。

 

アーツ・コミュニケーション・ラボ ブログ

『日本に4人しかいないドラマセラピスト-中野左知子さんをご紹介-』

 

中野左知子さんのブログ 最新の記事はこちら

改めて、ドラマセラピーって何。

 

 

 

 

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