ヨガ・オブ・ボイス創始者シルビア・ナカッチの動画を日本語に訳にしてもらいました | 一般社団法人アーツ・コミュニケーション・ラボ(ACL)

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アーツセラピーに関する情報をお届けします。

(一社)アーツ・コミュニケション・ラボのブログへお越しいただき、
ありがとうございます。

事務局の吉田です。

来月2016年6月4日から7日までの4日間、
「ヨガ・オブ・ボイス」の創始者シルビア・ナカッチをお招きして、

伊豆高原にある温泉付きの貸別荘にてリトリートを開催いたします。

この伊豆高原での4日間リトリートでは、
ヴォックス・ムンディ・スクール認定「ヨガ・オブ・ボイス」の
サーティフィケートを取得する事ができる特別なプログラムを提供していただけます。

ヴォックス・ムンディ・スクールは、
シルビア・ナカッチによって設立され、
世界の多様な民族の伝統音楽や神聖な儀式などに使われてきた音楽を保存し、
現代の教育や舞台制作、精神的なサービスに活かすことを目的とした教育機関です。

詳しくは、こちらのページもご参照ください。(英語です)

ご参加されるみなさま、是非楽しみにしていてくださいね!!

さて、昨日のブログでは、Sonic Healing Meet the Masters Video Course からの抜粋で
シルビア・ナカッチが、ヴォーカルトーニングやチャンティング、
音楽と多文化の儀式を通して、ヒーリングの道を究めたかについて語っている動画を
紹介いたしました。

動画は、英語で語られていたので、
私の様に、英語が苦手な方もいらっしゃるかと思い、
代表理事に急遽日本語訳をお願いいたしました。

もし、昨日のブログをご覧になられて、日本語訳が知りたいと
思われた方は是非、お読みください。

まずは動画でシルビアの生の声をお聞きください。
(昨日のブログで紹介した動画(英語)と同じです。)
その後、あるいは、動画の音声を聴きながら、
動画の下に書かれた日本語をお読みいただければと思います。

それでは、どうぞご覧ください。



◆Sonic Healing Meet the Masters Video Course私はシルビア・ナカッチです。ヨーロッパと南米で育ちました。

かなり前から、自分自身にミュージシャンの魂がある事に気付いていた私は、
長年にわたり、クラシック音楽を勉強し続けていました。

心理学や医療関係の勉強もした結果、当然のように、音楽療法士になりました。

私はいつも、音楽と意識との統合について研究をしてきました。

その結果、
それらの研究が、自然にヒーリングや変容といったものへと、私を導いてくれました。

多様な文化的な要素をもつ私にとっては、
その人生において、ずっと、文化というものに興味を持つことも自然な成り行きでした。

私は、可能な限り、世界中の各地を旅しながら、様々な人たちと音楽を介して、
音楽が、ヒーリングの要素をもち、治療の過程に影響を与える方法を通して接しています。

1980年代初頭の頃、私は、多くの音楽とヒーリングの源は、
いにしえの文化の中にあると悟りました。

その頃、私は、インドやアマゾンにしょっちゅう旅行をしました。
私にとっては、インドもアマゾンも、多種多様な文化を提供し、
音楽の源を理解するための、まるでひとつの場所のようなものでした。

音楽がいかに私たちの原型となるものなのか、
そしてまた、音楽が、私たちが人間として形成される際に、そのベースとなるものなのか、
また、ヒーリングは音楽の一部であり、両者が分かちがたいものであること、

つまり、アプローチの方法は一つだということを体得し、私はこの考え方が好きでした。

1992年から、私は1人の師に、献身的に師事しました。

その師匠は北米インドの古典音楽に精通している巨匠であり、
地球上でかつてないほどの偉大な音楽家の1人でもある、アリ・アクバル・カーン師でした。

彼からは、いわゆる、ラーガやラサの力について学びました。

それが、私が作曲家やミュージシャン、
また、音楽医学療法士のアシスタントとして、
西洋で学んだだけでは満たされていなかった部分を埋めてくれる貴重な体験となりました。

北インドを含むインド全土で、ラサとは、サンスクリット語で、「音楽の衝撃」、
即ち、音楽と芸術が人々の感情に与える衝撃、

つまり音楽と芸術がどのように自然な形で、静的な感情に衝撃を与えるのか、
という意味を持つ言葉として使われています。

このことは、療法士、ミュージシャン、演奏家、作曲家、教育者である
私の人生に大きな変化をもたらしました。

なぜなら、
音楽がもつ表現の力は、必ずしも外に示される必要が無いものだと悟ったからです。

ミュージシャンの意向が純粋で、
メロディやリズムやハーモニーの力に非常に集中している時に、
ラサ、つまり、感情的な、深い変容が起こるのです。


いかがでしたでしょうか。

シルビアは、インド音楽の巨匠アリ・アクバル・カーン師からも、
29年間古典インド音楽とラガを学び続けていたそうです。

文化の違いを超えた、ミュージック・セラピーのトレーニングのスペシャリストとして、
古来より神聖な音楽として扱われてきた音と現代の音楽演奏との統合の先駆者として、
そして、音楽を通じてコミュニティ活性化する教育者として、

世界各地で、セミナーや講義、リトリートやワークショップ、コンサートを通じて、
新しい時代のインスピレーションを与え続けているシルビア・ナカッチの来日ワークショップを
どうぞお楽しみに!!


シルビア・ナカッチ来日ワークショップについて
詳しくお知りになりたい方は、ホームページをご覧ください。
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