今回は先日、走行中に前まわりから白い煙のような湯気が出てきたと言う事でこちらのBP5レガシーツーリングワゴンが入庫しました

ボンネットを開けるとLLCのニオイがプンプンとしてきます
よく見るとあちこちにLLCが吹き出した後が確認できます

おそらくラジエーターのアッパー部分が割れているような感じです。
さっそく試行錯誤しながらラジエーターを外すと
見づらいですがラジエーターのフィンに大量のLLCが付着しています。

ロアの部分にもLLCが垂れた跡が残っています
せっかくラジエーターを外してここまで分解したので
ついでの作業にはなりますがサーモスタットも交換します
この部分にサーモスタットが入っております。
こちらがサーモスタットハウジングを外した画像です

しっかりとサーモスタットが付いてます
ラジエーターを外して作業すると楽ですね
マフラーカバーにLLCが垂れてしまうのがちょっと難点かしら?
ほんでもってサーモスタットを外します

まだまだ使用可能とは思いますがいろんなトラブルを抑制できますのでここは交換します
これが外したサーモスタットです

微妙な水温変化でこの弁が開く事によりエンジン内部の水の通路を開いたり閉じたりします。
ハウジングは取り付けの際に水漏れ等ないように古いガスケットを除去したあとこのオイルストーンでハウジングを綺麗にします

綺麗に平らになってくると水漏れの心配もなくなります
ハウジング表面を綺麗に脱脂します

この作業がまた大事なんでっす!
新しいサーモスタットにはガスケットがしっかりついていますが当店は万全を期して念のため液体ガスケットも使用して完璧に水漏れ等のトラブルを防ぎます

こちらが今回使用した液体ガスケットです
ハウジング同士にこのように薄く液体ガスケットを塗り付けます

そしてこのあと新しいサーモスタットを装着してハウジング同士を取り付け。。
綺麗にしっかりサーモスタットを取り付け

ハウジングも取り付け完了!!交換履歴をハウジングに油性ペンで書いておきます
そして新しいラジエーターを装着します

今回は安心のKOYO製のラジエーターを取り付け。
純正は目が飛び出す価格ですが日本製の社外品はやく半分で購入できます。
取り付け完了後、ラジエーターにLLCを入れてエア抜きを行います。

このたびはラジエーター交換のご用命誠に有難うございます