⑨【 国際芸術祭あいち2022】ひとり旅  ~常滑その3~   | タロットのささやき、こころの景色

タロットのささやき、こころの景色

大田区・東急沿線にあるプライベートスペースで、
マルセイユタロットリーディングをおこなうHARUです。
おやつとお茶を楽しみながら、じっくりゆっくりタロットを介してじぶんと向き合う時間。
月に数回、定期的にカフェ鑑定も行ってます。

(つづき)

 

「あいち2022」常滑会場。

 

 

 

くねくねと曲がりくねった細い道

 

 

 

歩いているだけで

いい気持ちの旅気分

 

 

 

 

廻船問屋瀧田家

 

常滑で作られた陶製品を

日本各地へ輸送する海運業で財を成した

瀧田家です。

 

敷地内の蔵に展示されていた

ひとりの女性の人生に目を奪われました。

 

あまりにも美しい人だったので。

 

 

 

瀧田家八代目の長女、瀧田あゆちさん

 

当時としては珍しく

常滑から東大へ進学し日航へ入社

同社初の女性部長となった才女。

 

 

 

 

その蔵が面した芝生には

常滑で作陶した世界各国の作家たちの作品が

くつろいでいました。

 

 

 

 

こちらで観た映像作品

 トゥアン・アンドリュー・グェン

「先祖らしさの亡霊」

 

フランスの植民地主義によって

セネガル、

そして戦時以下でのベトナム、

やがて西アフリカへと

家族が引き裂かれ

出自と実母を知らない子供の存在を明らかにするストーリー。

 

 

 

 

 

瀧田家脇の細い坂道は

不要になった土瓶や陶器のかけらが

埋められており

 

 

 

 

常滑らしさを醸し出す

独特の風景となっています。

 

 

 

 

ああ暑い。

 

 

 

 

 

 

そして静かな細道です。

 

 

 

せみ時雨だけが聞こえてきます

 

 

 

 

 

常々

 

盆栽鉢の製陶所の跡地を

ギャラリー兼カフェとして営業している

2階のスペースが会場です。

 

 

 

 

 



照明を落とした会場内は

時折、心地いい風が入り込み

汗ばんでいた体が癒された空間。






「見えざる手」

田村友一郎


 

image

 

 

3つのスクリーンには黒子姿の3人が。

アダム・スミス

カール・マルクス

ジョン・メナード・ケインズ

 

 

プラザ合意と

その後の世界経済への影響について語り合っています。

 

プラザ合意に集った各国の代表が

陶器ノベルティー人形になって映し出されます。

 

 

これは、

ゴルフウエア姿の我が国の竹下元総理。





常滑では

ノベルティー用の陶製人形の生産・輸出も盛んでしたが、

この合意後の円安ドル高が

輸出産業への大きな打撃となり

衰退へと辿ることになります。



 

(つづく)

 

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