現実社会がもやもやするので
映画をクスリに。
予備校時代から当時まだあちこちにあった
2本立てとか3本立ての映画館、
オールナイト上映館、
渋谷や銀座の単館ロードショー。
週に2回程度は通っていましたっけ。
今回は
20年前にすれ違ってしまった
懐かしい映画に会いに。
「三月のライオン」
3月のはじまりに
「三月のライオン」に会いに渋谷へ。
学生時代にやたら観ていたフランス映画の
私の理解の指先からすり抜けてしまうような
ストーリーを追ってはいけない映画。☺️
でもすっと肌の表面をなぞられるような
不思議な魅力のある映像。
「アイス」と「ハルオ」の時間が、
危なくて不安定ではかなくて、わからなくて途中で投げ出したくなるけど、
「アイス」が魅力的。
アイスが食べたくなる。
赤い口紅をつけたい。
赤いハイヒールで歩きたい。
風がはいりこんで
破れかけのカーテンやアイスの袋や埃を転がして
アイスのスカートが揺れて髪が揺れて、
罪も揺れて
その罪をつらぬきとおして
泣きながら死んで生まれ変わって、そうして泣きながら生きるのかな。
何がいいたいのこの映画・・・・。
でも私の歯はアイスで冷たくて
それをじっとずっと感じている。
久しぶりに地元のお花屋さんでお花を買い
雛人形を出して
季節を感じました。