トルンカラスト上映~3/7・11陽気な兵隊さんシュヴェイク特集! | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

 

”さらば東のディズニー“
イジー・トルンカラスト上映会
~チェコアニメの巨匠が日本を去る2週間~

https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53714


チェコアニメを築き、
多くのクリエーターに影響を与えた
チェコアニメ最大の巨匠であり、
20世紀を代表する大芸術家、
イジー・トルンカの上映とDVD販売の権利が
3/14で終了します。


そのトルンカ作品の最後の上映を
3/1~3/14まで
アップリンク渋谷で
上映いたします。
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53714

 

1週目の

3/1~3/7の上映開始時間が

決まりました!

 

3/1(金)19:00~

3/2(土)~3/7(木)20:00~

 

2週目の3/8~3/14の上映開始時間は

決まり次第お知らせいたします。

 

明日から

アップリンクの会員様の

チケットのオンライン先行発売が

開始いたします。

 

【チケット発売】

アップリンク会員オンライン先行発売:2月26日(火)22時

一般発売:2月27日(水)10時(オンライン・劇場窓口ともに)


“東のディズニー”の終焉…。
東欧で生まれた
“詩”と“ファンタジー”の世界の
ラスト上映です。

上映後には毎日、
“チェコアニメに命を捧げた男”こと

私、チェコチェコランドが
裏話トークショーをさせていただきます!
おそらく世界で唯一、チェコのアニメと絵本だけでビジネス展開をしており、
トルンカ家と付き合いのある
私だけが知っているエピソードをお話させていただきます。

 

3/7(木)・11(月)は

チェコの大人気もの

陽気な兵隊さんの

シュヴェイクが登場!

【最後の陽気な兵隊さんのシュヴェイク】(計75分)


トルンカが創った陽気な兵隊さんのシュヴェイクの上映も
今回がラストです。

一挙全3話をご覧頂きます!
第1次世界大戦中が舞台ですが、シュヴェイクが行くところ
空気が一気に緩くなります!


全作監督イジ―・トルンカ 美術ヨゼフ・ラダ
1.シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」(1954年/24分)
2.シュヴェイクが行く!「列車騒動をおさめろ」(1954年/21分)
3.シュヴェイクが行く!「行き先はどこだ?」(1954年/30分)

 

 

 

”ビールの国”チェコの

お酒のシンボル、

楽しい兵隊さん、

”シュヴェイク”のお話!

舞台は第1次世界大戦の前線。

 

しかし、空気の読めないシュヴェイクの言動が

緊張感だらけの戦地のはずが、

緩い空気が蔓延します(笑)

 

 

上官の中尉のトランクが

シュヴェイクの不注意で

紛失…。

 

しかし、のどかに窓から外を見るシュヴェイク…

 

怒りが収まらない中尉

 

しかし、空気の読めないシュヴェイクは、

壮絶な説教中でも、

呑気な表情で、脱線して世間話を始めます。

 

 

こうなると音を上げるのは中尉。

これがいつものペース。

 

こんなやりとりをさらに上官の監察長官に見られ、

逆に中尉が、監督不行き届きで

大説教を食らうことに…

 

もう怒りが収まらない中尉。

 

鉄拳が炸裂するそのときも

シュヴェイクののどかさは変わりません。

 

ついに根負けする中尉。

 

 

はずみだシュヴェイクが列車を止めてしまったとき、

中尉は、心置きなく、シュヴェイクを見捨てます!

 

逮捕されるシュヴェイク

 

でも、なぜか、バーでビールを飲む余裕が…

 

上官の荷物を失くす。

説教中に無駄話。

列車を止める。

……その他、さまざまなことを

やらかしますが、

シュヴェイクはいつも平和で呑気です。

 

でも、この時代背景は、

なかなか過酷なのです。

 

作者のヤロスラフ・ハシェクは

自ら兵隊としてロシアに行っています。

向うで捕虜になった経験もあるそうです。

 

その体験を”シュヴェイク”の物語に描いたそうです。

でも、戦争体験が、こんな愉快なわけがございません。

壮絶なはずの戦争体験を

あえて、コメディーにしているのです。

 

その裏側としては、

当時のチェコの時代背景がございます。

 

当時チェコは、オーストリア=ハンガリー帝国に

統治されており、

国のためにというより、

支配者のハプスブルグ家のための

戦争なので、鬱屈(うっくつ)した感情が

国中にあったと思います。

他民族からの支配を受けていた

チェコの人々にとって、

どんなときでも、

呑気にお酒を飲んで、

おしゃべりに興じるシュヴェイクは

元気と明るさをもたらしたのでしょう。

 

チェコのお話は

どんな悲惨な時代でも、

物語はとてものんびりしています。

 

 

 

オーストリア=ハンガリー帝国の支配を乗り越え、

ナチスの支配を乗り越え、

その間、愉快なシュヴェイクは、

ビール好きのチェコの人々にとって

大きな”ヒーロー”だったのかもしれません。

 

チェコでは今でも

多くのレストランバーで

シュヴェイクのイラストがございます。

さて、そんなシュヴェクの物語が

1954年

”チェコアニメの父”イジ―・トルンカによって

人形アニメの映像になりました。

 

そんなシュヴェイクの

ラスト上映!

 

 


≪上映スケジュール≫
☆3/1(金)19:00~

(※3/14(木)にも上映)
「真夏の夜の夢」(1959年/73分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12440926594.html
監督・美術 イジー・トルンカ


“史上最高の映像美”と呼ばれる
シェークスピア原作「真夏の夜の夢」を
トルンカが最高の芸術品に仕上げました。
当時のチェコアニメの総力を注ぎ込んで
産み出された「真夏の夜の夢」…
夢の世界の饗宴もこれが最後です。

☆3/2(土)20:00~

(※3/13(水)にも上映)
「チェコの古代伝説」(1952年/80分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441187058.html
監督・美術 イジー・トルンカ


トルンカの“セピア色の大叙事詩”
「チェコの古代伝説」…。
チェコの歴史を描いた壮大な叙事詩で
大迫力のドラマです。
これほどの大作はチェコの人形アニメの中にも
ございません。

☆3/3(日)20:00~

(※3/12(火)にも上映)
「バヤヤ」(1950年/74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441654803.html


監督・美術 イジー・トルンカ
全編音楽でセリフを奏でているこの作品は
まさしく“極上のオペラ”。
ドラマティックで緊迫感あふれるシーンの連続と
厳かで優しさがあふれるラスト…
人間にとって“最も大切なもの”が描かれています。


☆3/4(月)20:00~

(※3/9(土)にも上映)
「トルンカの優しい人形アニメ特集」(計74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441898899.html


トルンカの穏やかで瑞々しい人形アニメばかり集めたプログラム!
ポエティックでユーモラスで穏やかに気分になる作品集。
DVDになっていない作品もございますので
是非劇場でご覧ください。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.クチャーセクとクティルカ(1954年/18分)
2.コントラバス物語(1949年/13分)
3.草原の歌(1949年/21分)
4.しものいたずら(1954年/13分)
5.情熱(1961年/9分)

☆3/5(火)20:00~

(※3/10(日)にも上映)
「トルンカの未来へのメッセージ」(計68分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12442328748.html


トルンカの遺作「手」を収録しています。
この作品は当時のチェコの政府をトルンカ“らしく”
セリフのない映像で大きく非難しています。
トルンカの死後、20年一切の上映を禁止されたこの作品。
その他、トルンカが未来を提言した「電子頭脳おばあさん」
アコーディオン弾きの哀愁を描いた「悪魔の水車小屋」を上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.悪魔の水車小屋(1949年/20分)
2.電子頭脳おばあさん(1962年/29分)
3.手(1965年/19分)

☆3/6(水)20:00~
「トルンカのユーモラスな人形アニメ特集」(計74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12442603025.html


上映機会の少なかったトルンカの楽しい人形アニメのプログラム。
ボッカチオの「デカメロン」を題材にした
ユーモラスな「天使ガブリエルと鵞鳥夫人」と
チェコの人気No.1の人形劇「シュペイブルとフルヴィーネク」を題材に
トルンカと弟子のポヤルがそれぞれ監督をした
「フルヴィーネクのサーカス」と「探偵シュペイブル」は
微妙な親子関係を描いた楽しい人形アニメを上映。
期間中1回のみの上映。
1.天使ガブリエルと鵞鳥夫人(1964年/29分)
監督・美術 イジー・トルンカ
2.フルヴィーネクのサーカス(1955年/23分)
監督・美術 イジー・トルンカ
3.探偵シュペイブル(1955年/22分)
監督 ブジェチスラフ・ポヤル 美術 イジー・トルンカ

☆3/7(木)20:00~

(※3/11(月)にも上映)
「陽気なお酒飲みの兵隊シュヴェイクシリーズ」(計75分)


“ビールの国”チェコのお酒のシンボル、陽気な兵隊さんのシュヴェイクを
トルンカが描いた愉快痛快な人形アニメシリーズを一挙全3話上映!
第1次世界大戦中が舞台ですが、シュヴェイクが行くところ
空気が一気に緩くなります!
全作監督イジ―・トルンカ 美術ヨゼフ・ラダ
1.シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」(1954年/24分)
2.シュヴェイクが行く!「列車騒動をおさめろ」(1954年/21分)
3.シュヴェイクが行く!「行き先はどこだ?」(1954年/30分)

☆3/8(金)
「トルンカの素敵な絵のアニメの全て」(計81分)


トルンカの絵のアニメ全7作品のプログラム。
心温まるお話から少し怖いお話までトルンカの宝箱!
“絵本作家”としても活躍したトルンカの“別の顔”をご覧ください。
“詩”と“ファンタジー”のトルンカの世界が全開です!
期間中1回のみの上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.おじいさんの砂糖大根(1945年/9分)
2.動物たちと山賊(1946年/8分)
3.贈り物(1946年/16分)
4.バネ男とSS(1946年/14分)
5.おじいさんの物々交換(1953年/9分)
6.楽しいサーカス(1951年/12分)
7.金の魚(1951年/13分)

☆3/9(土)(※3/4(月)にも上映)
トルンカの優しい人形アニメ特集」(計74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441898899.html


トルンカの穏やかで瑞々しい人形アニメばかり集めたプログラム!
ポエティックでユーモラスで穏やかに気分になる作品集。
DVDになっていない作品もございますので
是非劇場でご覧ください。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.クチャーセクとクティルカ(1954年/18分)
2.コントラバス物語(1949年/13分)
3.草原の歌(1949年/21分)
4.しものいたずら(1954年/13分)
5.情熱(1961年/9分)

☆3/10(日)(※3/5(火)にも上映)
「トルンカの未来へのメッセージ」(計68分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12442328748.html


トルンカの遺作「手」を収録しています。
この作品は当時のチェコの政府をトルンカ“らしく”
セリフのない映像で大きく非難しています。
トルンカの死後、20年一切の上映を禁止されたこの作品。
その他、トルンカが未来を提言した「電子頭脳おばあさん」
アコーディオン弾きの哀愁を描いた「悪魔の水車小屋」を上映。
全作監督・美術イジー・トルンカ
1.悪魔の水車小屋(1949年/20分)
2.電子頭脳おばあさん(1962年/29分)
3.手(1965年/19分)

☆3/11(月)(※3/7(木)にも上映)
「陽気なお酒飲みの兵隊シュヴェイクシリーズ」(計75分)


“ビールの国”チェコのお酒のシンボル、陽気な兵隊さんのシュヴェイクを
トルンカが描いた愉快痛快な人形アニメシリーズを一挙全3話上映!
第1次世界大戦中が舞台ですが、シュヴェイクが行くところ
空気が一気に緩くなります!
全作監督イジ―・トルンカ 美術ヨゼフ・ラダ
1.シュヴェイクが行く!「コニャックを探せ」(1954年/24分)
2.シュヴェイクが行く!「列車騒動をおさめろ」(1954年/21分)
3.シュヴェイクが行く!「行き先はどこだ?」(1954年/30分)

☆3/12(火)(※3/3(日)にも上映)
「バヤヤ」(1950年/74分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441654803.html


監督・美術 イジー・トルンカ
全編音楽でセリフを奏でているこの作品は
まさしく“極上のオペラ”。
ドラマティックで緊迫感あふれるシーンの連続と
厳かで優しさがあふれるラスト…
人間にとって“最も大切なもの”が描かれています。

☆3/13(水)(※3/2(土)にも上映)
「チェコの古代伝説」(1952年/80分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12441187058.html


監督・美術 イジー・トルンカ
トルンカの“セピア色の大叙事詩”
「チェコの古代伝説」…。
チェコの歴史を描いた壮大な叙事詩で
大迫力のドラマです。
これほどの大作はチェコの人形アニメの中にも
ございません。

☆3/14(木)(※3/1(金)にも上映)
「真夏の夜の夢」(1959年/73分)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12440926594.html


監督・美術 イジー・トルンカ
“史上最高の映像美”と呼ばれる
シェークスピア原作「真夏の夜の夢」を
トルンカが最高の芸術品に仕上げました。
当時のチェコアニメの総力を注ぎ込んで
産み出された「真夏の夜の夢」…
夢の世界の饗宴もこれが最後です。