昨年8月6日(日)の痛い思い出の記録です
季節外れの記事となりますが、よろしければご覧ください。
この日は富士山北麓を散策しました。
クロスズメバチに刺されてしまったときの話は最後に。
ヒメミヤマウズラを探していたところ、まず葉が見つかりました。
つぼみです。
開花したばかりの株が見つかりました。
葉が白化したもの。
イケマ
ミヤマムグラ
トチバニンジンの若い果実
ソバナ
オニノヤガラの若い果実
キオン
ヒトツバイチヤクソウ
花は終わっていました。
ビンズイ
ザリコミの赤色の液果
スグリ科スグリ属の落葉低木
クモキリソウ
花は終わり。
レンゲショウマ
フラッシュを当ててみると、
アオフタバラン
ハクウンラン
葉
葉
こんなところに、スバル サンバーバン 4WD
富士山には放置車がよくありますね。
ジンバイソウ
まだつぼみでした。
ミヤマウズラ
こちらもまだつぼみでした。
この日、はじめてスズメバチに刺されてしまいました
皆さんは刺されたことがありますか?
刺された後は何か気を付けられていることはありますか?
ヒメミヤマウズラを観察しながら歩いていたところ、左の手の甲あたりに後ろから刃物で切りつけられたかのような強烈な痛みを感じました
雑木林の林下ですが藪ではなく下草も低いものしかない見通しの良い場所です。
はじめは刺のある枝に気付かずに引っ掛けてしまったのかなと思いました。
でも、それにしては痛過ぎる。
ノイバラなど刺のある植物に接触して、「痛っ❗」となることがありますが、そんな痛みとは次元の異なる激痛でした
すぐに左手を見ると小指側の掌の側面に、腹に黒と白の縞模様のある全体が黒っぽい蜂が留まっていました。
クロスズメバチだ
やられた❗
手袋を着けていましたが、生地が薄手のものでしたので毒針を貫通させて突き刺していました。
急いで右手の中指でデコピンするように弾き飛ばしました。
付近に巣があったのでしょうか。
仲間のクロスズメバチが加勢に来ることはなかったので良かったです。
たまたま彼女がよく通るルートで、出合い頭に黒い手袋が敵と見なされてやられてしまったのかもしれません。
スズメバチで刺すのは雌だけで、産卵管に由来する器官である針が毒嚢につながっており、刺すと毒液が出てくる仕組みになっているそうです。
その場を離れましたが、ぐんぐん痛みが増してきて、ときどきちょっと肘の方までピリッと痛みが拡散することがありました。
さてどうしょうかな。まだ、ここに来たばかりで、時刻は7時過ぎです。
病院に行った方がよいだろうか?でも今日は日曜日。
その場でネットで調べると、はじめてでもアナフィラキシーショック症状が出ることがあるようです。刺されてから15分くらいの間に出るらしい。
処置は真水で洗い流して、毒液を絞るように出したあと、ステロイド軟膏や抗ヒスタミン軟膏を塗ること。
あいにく真水を持っておらず、ポイズンリムーバーがこの日はリュックに入っていませんでした。こういうときのために買ったのに
毒針が刺さったままのときがあるそうですが、今回は残っていなかったので、直接、液体ムヒアルファEXを塗って様子を見ました。
30分くらい経ちましたがアナフィラキシーは大丈夫でした
クロスズメバチは、他のスズメバチの仲間と比べると小型で攻撃性はあまり強くないそうで、毒の強さも比較的弱いとのこと。
それでもこれほど痛いのですから、オオスズメバチやキイロスズメバチだったらとんでもない痛さなんだろうなと思いました。
重篤症状が出なければ、病院に行く必要はなく、薬を塗って様子を見るしかないようです。
このまま薬を塗ってだましだまし散策を続けましたが、午後1時過ぎには撤収しました。
患部は少し腫れました。写真を撮り漏らしていました。スマホで撮っておけばよかったです。
2~3日間くらいは痛みが続き、1週間くらいは患部に触れると痛みがありました。
1~2年以内に再び刺されると、アナフィラキシ―ショックが起こるリスクがあるそうです。
春になって山歩きを始める前にハチ毒の特異的IgE抗体検査をしようと思っております。
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