神龍湖 21日の朝の散策 広島・島根・鳥取の花旅その13 | nemophy photo-blog

nemophy photo-blog

花などを記して残す雑記帳

旅行最終日4月21日の朝も朝食前に、神龍湖周辺を散策しました。

 

 

6時40分に出発。

今日は、神龍橋を渡ったら右へ折れ、神竜トンネルを抜けて柏岩方面に行ってみます。

 

 

この3日間、朝の散策で観察してきたオカスミレは、昨日まではつぼみだった方の花がようやく開きました。

昼頃にはしっかり開きそうです。

 

 

 

 

落石避けの金網に捕らわれの身となっていたのはニオイタチツボスミレです。

花色が淡いので、タチツボスミレとの交雑種マルバタチツボスミレかもしれません。

葉の先端が尖らず丸みがあります。

 

 

 

 

花色は濃くありませんでしたが、花弁が重なるように咲き、花弁の中央が白く抜け、花茎にビロード状の毛が見られるのはニオイタチツボスミレの特徴です。

 

 

 

 

 

ケヤマウツボ

 

 

 

 

茎などに毛が多いのでケヤマウツボと呼ばれます。

その特徴の出ている写真が撮れました。

 

 

参考に、ヤマウツボと比較してみました。

 

 

(参考)下の写真2枚は、高尾山ヤマウツボです。茎にもほとんど毛がありません。

 

 

 

 

 

 

分岐地点まで来ました。

 

 

 

 

 

 

 

左に行くと山道となり、上帝釈まで行けます。

これから右の道を進みますが、柏岩橋から先は通行止めの標識がありました。

実際に行ってみましょう。

 

 

 

 

神竜トンネル

 

 

 

 

トンネルを抜けたところの崖にショウジョウバカマの根生葉が数株見られました。花は終わったようです。

 

 

 

 

 

柏岩橋

橋の向こう側は、とても急峻な渓谷らしいイメージの景色が見えていますが、橋は閉鎖されていました。

 

 

 

 

この橋を渡れないのはとてももったいないですね。

 

 

 

 

ここで引き返します。

 

 

イチリンソウ

 

 

 

 

ナガバノタチツボスミレ

 

 

 

 

 

タカハシテンナンショウ

 

 

 

葉が2個で、その葉に小葉がそれぞれ5~7個つくのが標準タイプのようですが、葉が1個のものもあるとのことです。

 

この花は、舷部が筒部よりも短く、舷部の先端が上に反り返ることが多いという特徴が出ています。

 

 

 

 

 

下の写真。

3日前から、キク科植物の痩果(そうか)をつけたものがあるなあと気が付いていたのですが、写真は撮らずにいました。

 

 

 

 

 

茎元を見るとギザギザの大きな葉をつけています。

以前、図鑑でオヤマボクチに似た花をつけるキクバヤマボクチ(菊葉山火口)という花を見たことがありました。

これがそうだと気が付いて写真を撮りました。

 

 

 

 

キクバヤマボクチ

キク科ヤマボクチ属

山地の草原や林縁に生える草丈70cmから1mの多年草で、葉は長さ15~25cmで掌状に中裂~深裂します。

本州滋賀県以西、四国九州に分布します。

 

 

 

 

 

 

 

 

花期は10月~11月です。

花は見られませんでしたが、関東には自生していないため、特徴的な葉が見られて良かったです。

 

 

 

 

 

朝の神龍湖散策で最後に見たのは、

オオタチツボスミレ でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルの食事処から見た神龍湖

 

 

 

 

最終日の今日は、広島空港17時50分発の飛行機で帰ります。

途中、三次市の渓谷に立ち寄って、サンインシロカネソウを探したいと思います。

今回の旅行中、サンインシロカネソウは、船通山で見ることができましたが、天候が悪く萼片が閉じていて内側の花弁を観察できませんでした。

三次市は、旅行の前に購入した書籍「広島の山野草 春編」(南々社)で紹介されていたサンインシロカネソウの広島県内の自生地ですが、それ以上の情報はありませんでした。

これをキーワードとしてネット検索して表示されたところを訪れてみることにしました。

 

つづきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

nemophy photo-blog