三浦半島 長浜海岸の7月の花 | nemophy photo-blog

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花などを記して残す雑記帳

7月23日(日)は、三浦半島長浜海岸黒崎の鼻天神島を回って海浜や海岸に咲く花を見てきました。
 
まずは、長浜海岸に咲いていた花です。
 
 
 
ハマゴウ
シソ科ハマゴウ属
 
海岸の砂浜などに生育する草丈30~70cmの匍匐性の落葉小低木です。
 
この季節は山に行ってしまうことが多かったので、海浜に咲くこの花は初めて見ることができました。
 

 
 
淡青紫色の花冠は5裂し、雄しべは5個、雌しべは1個で2裂します。
 
 

 
 
下側の裂片の表面には毛があります。
 

 
 
 
北米原産の寄生植物アメリカネナシカズラが寄生していました。
 

 
 
 
ハマゴウには、在来種のハマネナシカズラも寄生しますが、数を減らして稀少な植物となっているようです。
 
 

 
 
花は黄色の葯をもつ雄しべ5個と雌しべ1個、雌しべの花柱は2裂します。
花冠は5裂して裂片は開き、雄しべが突き出ています。
 

 
 
 
※参考に、一昨年9月19日に、東京都薬用植物園で撮影した、ハマゴウ属のセイヨウニンジンボクを並べてみます。
 

 
 
花がよく似ています。
 

 
 
 

 
 
 
ボタンボウフウ
セリ科カワラボウフウ属
 

 
 
 
 
ツルナ
ハマミズナ科ツルナ属
 

 
 
ツルナの花には花弁がなく、内側が黄色の肉厚の萼片が4~5裂して花弁のように見えます。
 
 

 
 
 
オカヒジキ
ヒユ科オカヒジキ属
 
海岸の砂地に生える1年草
 

 
 
花は葉腋に1個つけますが、花被片は目立ちません。
 

 
 
 
長浜海岸
 

 
 
 
 
スカシユリ
別名 イワトユリ
ユリ科ユリ属
 

 
 
海岸の砂地や岩場に生える草丈30~80cmの多年草です。
 
この花もはじめて見ることができました。
 
 

 
 
 
 

 
 
崖地に見事に群生していました。
 

 
 
 
 

 
 
 
浜辺の先には、黒崎の鼻が見えます。
 

 
 
 
 
ヒメヒオウギズイセン
アヤメ科ヒオウギズイセン属
 
ヒオウギズイセンヒメトウショウブの交雑による園芸種で野生化しています。
 

 
 
 
ママコノシリヌグイ
タデ科イヌタデ属
 

 
 
 

 
 
 

 
 
 
この後は、黒崎の鼻へ向かいました。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
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