3月4日(土)は、沖縄本島中部の隆起サンゴ礁、砂浜、海岸林を散策しました。
ホソバワダン
キク科アゼトウナ属
イソノギク
キク科キク属
奄美大島~沖縄本島に分布
海岸の潮がかかるような岩や崖などに生える多年草で、花は1年を通して咲いています。
崖から水平に生えていた株
ミツバノコマツナギ
別名 ナハエボシグサ
マメ科コマツナギ属
奄美群島~先島諸島に分布する常緑匍匐性草本。
濃紅色の蝶形花は4月頃から見られます。
アダン
別名 シマタコノキ
タコノキ科タコノキ属
雌雄別株で下の写真は雌株。
果実は核果がたくさん集まった集合果です。
アワユキセンダンクサに吸蜜に来たタテハモドキ
モンパノキ
紋羽の木
別名 ハマムラサキノキ
ムラサキ科ニオイムラサキ属
属名はHeliotropiumで、キダチルリソウ属としているものもあります。
トカラ列島宝島~先島諸島、大東、小笠原に分布。
核果
ゲットウ
ショウガ科ハナミョウガ属
常緑多年生草本
熟して割れた果実です。
ハママンネングサ
別名 シママンネングサ
ベンケイソウ科マンネングサ属
九州西南部~琉球列島の海岸の岩場に生える多年生草本
茎は赤味を帯び、5月頃に黄色の5弁花をつけます。
コゴメマンネングサ
別名 タイワンタイトゴメ
九州南部~琉球列島の海岸の岩場に生える多年生草本
5月頃に黄色の5弁花をつけます。
イヌビワ
別名 イチビ
クワ科イチジク属
関東地方~先島諸島に分布する落葉低木で雌雄異株
写真はイヌビワの雌株の花囊です。
ハマビワ
クスノキ科ハマビワ属
島根、山口、四国、九州~先島諸島に分布する常緑小高木で雌雄異株。
花期は10~11月。
写真は若い果実です。
楕円形の液果で、基部は杯状の果床に包まれ、
翌年の春から初夏に黒紫色に熟します。
葉裏は黄褐色の綿毛におおわれ、葉脈が隆起しています。
クソエンドウ
マメ科センダイハギ属
葉は3出複葉
黄色の蝶形花をつけます。
ノアサガオ
ヒルガオ科サツマイモ属
ソナレムグラ
アカネ科フタバムグラ属
白色の4裂する花冠が落ちた後も、筒状の萼片が残ります。
イソフサギ
ヒユ科イソフサギ属
淡紅色の花被片は5個、黄色の葯をもつ雄しべも5個。
ヒメキランソウ
シソ科キランソウ属
九州南部~沖縄諸島の海岸に生える常緑の多年生草本
赤褐色の走出枝を伸ばし、下根して株を増やします。
葉に光沢があります。
テイキンザクラ
トウダイグサ科ナンヨウアブラギリ属
西インド諸島原産の常緑低木
ブッソウゲ
別名 ハイビスカス
アオイ科フヨウ属
ソテツ
ソテツ科ソテツ属
九州南部~先島諸島に分布する常緑低木
イソヒヨドリ♂
イソヒヨドリ♀
ボタンボウフウ
セリ科カワラボウフウ属
花は7~8月に咲きます。
キダチハマグルマ
キク科ハマグルマ属
ミルスベリヒユ
別名 ハマスベリヒユ、ハマミズナ
ハマミズナ科ミルスベリヒユ属
トカラ列島~沖縄諸島に分布する匍匐性草本で花は5月頃に咲きます。
クロサギ
モミジバヒルガオ
別名 モミジヒルガオ、タイワンヒルガオ
ヒルガオ科サツマイモ属
北アフリカ原産で日本では九州から沖縄に帰化しています。
掌状に5裂した葉が特徴
ルリハコベ
サクラソウ科ルリハコベ属
ヨーロッパ原産の一年生草本。
1cmほどの花は、瑠璃色で花の中心の花喉部が赤くなっています。
花冠は5深裂し、雄しべは5個、雌しべは1個。
雄しべの花糸には赤色の細かい毛が生えています。
オキナワスミレ
スミレ科スミレ属
沖縄本島中部の隆起サンゴ礁の岩隙に生える常緑の多年草で、ウラジロスミレ亜節に分類される東南アジア系のスミレとされています。
蒴果は球形
唇弁の距は緑色がかった白色。
中央にはエゾノタチツボスミレのように張り合わせたような筋があります。
葉は厚めで光沢があります。
花は白色から淡紫色のものがある。
雌しべの柱頭の先が平頭形になっていること、果実の形、地上茎をはわせて新株をつくることから、ウラジロスミレ類に分類された。
今回の旅程の一番の目的であったオキナワスミレを観察でき、今日の宿泊地に移動します。
途中立ち寄った沖縄自動車道の伊芸サービスエリアでは、ゲットウのつぼみと開きかけの花などが見られました。
ゲットウ
ショウガ科ハナミョウガ属
常緑多年生草本
サンタンカ
アカネ科サンタンカ属
中国南部~マレー半島に分布する常緑低木で、沖縄では野生化したものが見られます。
写真は、イソクラ・コッキニアと呼ばれるタイプです。
フクギ
フクギ科フクギ属
熱帯~亜熱帯地域原産。沖縄では屋敷垣や防風林・防火林として植樹され、野生化もしています。
つづきます。
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