大河原邦男展 | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

朝の地震、驚いたし早起きさせられたが、特に被害が無いことがわかると
うずうずしてきた。来週の連休は遠出するし、疲れがたまっていたので
この土日はおとなしくするつもりだったが、
せっかくの天気なので上野公園へ。

目的は、上野の森美術館の
大河原邦男展。
おいらの世代としては、ガンダムはじめサンライズの各種作品や、
タイムボカンシリーズのメカニックデザインで有名な方。

スコープドッグやレイの案内ポスターに沿って美術館へ。

美術館の外壁にはこんな比較が。


ゴーダムも大河原デザインだったのか。30mは意外に大きい。
が、ここにアイアンギアを入れると・・・他が書けなくなるか。



中は基本撮影禁止なので写真無し。
色々と興味深いスケッチや原画がたくさん。
ジアゾ式複写(「青焼き」の通称が一般的)のものもあって、
時代を感じさせる。おいらが社会人入った20年前までは
まだ現役だったが、もう見なくなったなあ。

印象深かったのは、ダグラムの没スケッチが10枚程度あったこと。
それも、異なるのは頭部で、ボディのデザインはほぼ同じだった。
リアルロボットものの中でも、頭部がガラス張りコックピットの
インパクトは大きかったが、これだけ試行錯誤した結果の
デザインなんだと痛感した。

ボルテスVやダイターン3では、合体・変形シーンを事細かに書いていたり、
内部のメカニックをそれっぽく書いていたりと芸達者。
そう、作り物だから、それっぽくというのが大事。
下手なリアリティよりも見た目のインパクトや美しさが勝ってもいいのが
アニメのメカデザイン。
例えば、バイファムの体中にあるバーニアは、初見では
「おおっ凄い!そうかこうやって姿勢制御するのか!」
と感動したが、その後いろんな検証を見てみると、実際の宇宙空間では
ああいう動きはしないっぽい。
だけども、物語だもん。それはそれでいいのだと思う。



出口にあったポスター全4種。
両端、それぞれのラストシーンでかつ有名なシーンの
ダグラムとガンダムの朽ち方がかっこいい。

メカニックデザイナー 大河原邦男展 | 上野の森美術館
http://www.okawara-ten.com/
9/27まで。