天龍源一郎廃業表明 | michyのブログ

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天龍源一郎「廃業いたします」11月で引退(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/battle/news/f-bt-tp0-20150209-1432439.html

いつかは誰でも来る話。しかし、これだけ長くやってきた人が
今や引退→復帰が頻発しているプロレス業界でわざわざ会見を開くとなると
本当に辞めるんだなあとしみじみ。
50代後半までは、力は衰えたもののがっちりした体で結構強烈な攻撃を食らっても
ピンピンしてたが、膝を痛めて以降は稽古ができないのか一気に体が萎んだ感じ。
それでもへたな40代よりは元気なんだから恐れ入る。

日本人で「ミスタープロレス」と呼べるレスラーは誰かと言うと
やはり天龍源一郎か武藤敬司。この2人で「ミスタープロレス」はどちらだって
対戦も20年ぐらい前にあったっけ。
華やかで誰が見ても天才肌の武藤と対極にある無骨で努力家イメージの天龍が、
しかしおなじ「ミスタープロレス」という言葉で括れると言うのもなんか変な話。
それがまたプロレスの不思議な魅力なんだろうな。

馬場・猪木が本格化して以降、つまりそれより下の世代で、両者からピンフォールを
取った唯一のレスラー。一見して頑固な第一印象だが、プロレスファンなら誰でも
知っているとおりかなりお茶目で冗談が利く人。でなけりゃあ冬木に自由にやらせなかったし
大ハヤブサ(・・・おっと、これは双子の兄の嶋田源太郎さんか)の登場も無かった。
全日辞めてSWSが失敗して以降の波乱万丈のレスラー人生で
どこに行っても強烈な存在感を見せたあたり、やはり「ミスタープロレス」と呼ぶにふさわしい。