録り貯めていた録画で最終回を見る。
結局最初っから最後まで莫迦な番組でした(褒め言葉)。
これでこそ雨宮慶太＆井上敏樹。
絶対正義にこだわって闇に落ちたり、ラスボスが味方の大ボスだったりするのは井上敏樹脚本らしいのだが、
そんなことを突き抜けるほどの莫迦騒ぎ。
「ついに恐れていたことが起こった。この番組の真のヒロインが現れてしまったのだ。」
「 一番偉い役だって言うから引き受けたのに、話が全然違うじゃねーか!」
といった台詞や
温泉宿の案内板に「衝撃ゴウライガン撮影隊 御一行様」と書いてあるなどのメタなネタに
まさかの「俺たちの戦いはこれからだ！」的な打ち切りエンド。(最初っから13話予定なのに)
ほかにヌード要員いるのに無駄に妖艶な壇蜜や、なぜか役名がアサオカミレイママの朝岡実嶺、
おばあちゃん役の麻丘めぐみまでかつてのアイドル時代の振りをネタにするし、
もうしっちゃかめっちゃか。
若松俊秀のラストシーンは鳥人戦隊ジェットマン(これも雨宮＆敏樹コンビ)の裏返しみたいにも思えましたな。
出てないな～と思っていたらやっぱり出てきた蛍雪次朗。地味な俳優さんなんだが、
雨宮作品にはやっぱり欠かせません。
Ｂ級Ｃ級を突き抜けたここまでふざけた特撮作品もなかなか見られるもんじゃない。
かつては、作品を作るたびにどこかに才能を置き忘れてくると揶揄された雨宮慶太だが
GAROで潤ったことだろうし、この調子でいってほしいですな。
まぁ、万人受けしなさそうで、
おいらの知人でこれを面白がる人がどれだけいるかが非常に疑問ではあるのだが。
追記
主役の新川優愛、ブレイクしたら黒歴史で無かった事になりそうだな。