「漢字廃止」で韓国に何が起きたか | michyのブログ

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ダラダラした日常で興味を持ったことを、ぼちぼちと書きなぐります。

個人的に直接韓国人とトラブルに巻き込まれたことは無いが、
以前に同僚が苦労しているのを脇で見たことがある。
マスコミが煽る不自然な韓流ブームの裏で、近くて遠かった日韓両国の交流が
増えるたびに色々とトラブルが起きているのは確かだ。
ネットの情報は玉石混合だし、ステレオタイプで見るわけではないが、
どうしても色眼鏡で見てしまい斜に構える部分はある。


そうした彼らの行動の原因の一つとして、漢字廃止とハングル専用教育による文化の破壊、
思考力の低下があるのではないかというのがこの本の主張である。
勿論、ここでは表音文字としてのハングルの優劣を論じているものではない。
本来は漢字の文化で膨大な同音異義語で構成されている韓国語を無理矢理無くしてしまったことによる
文章の理解度の変化、概念論の表現の難しさ、知的荒廃を懇切丁寧に述べている。
試しに、この文章を平仮名だけで下に書いてみる。どういう印象を受けるか。


著者の呉善花女史は、小学校の時にリアルタイムで漢字廃止を体験した世代、
のちに反日教育を受け、来日後は知日派となり日本に帰化された人物。
それ故にその文章には説得力がある。
このような本来は両国の懸け橋となるべき優れた人材に対し、母国への入国を拒否するあたり
なかなか彼の国の問題は根深いと痛感させられる。

「漢字廃止」で韓国に何が起きたか/呉 善花
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こじんてきにちょくせつかんこくじんととらぶるにまきこまれたことはないが、
いぜんにどうりょうがくろうしているのをわきでみたことがある。
ますこみがあおるふしぜんなかんりゅうぶーむのうらで、ちかくてとおかったにっかんりょうこくのこうりゅうが
ふえるたびにいろいろととらぶるがおきているのはたしかだ。
ねっとのじょうほうはぎょくせきこんごうだし、すてれおたいぷでみるわけではないが、
どうしてもいろめがねでみてしまいしゃにかまえるぶぶんはある。


そうしたかれらのこうどうのげんいんのひとつとして、かんじはいしとはんぐるせんようきょういくによるぶんかのはかい、
しこうりょくのていかがあるのではないかというのがこのほんのしゅちょうである。
もちろん、ここではひょうおんもじとしてのはんぐるのゆうれつをろんじているものではない。
ほんらいはかんじのぶんかでぼうだいなどうおんいぎごでこうせいされているかんこくごをむりやりなくしてしまったことによる
ぶんしょうのりかいどのへんか、がいねんろんのひょうげんのむずかしさ、ちてきこうはいをこんせつていねいにのべている。
ためしに、このぶんしょうをひらがなだけでしたにかいてみる。どういういんしょうをうけるか。


ちょしゃのおそんふぁじょしは、しょうがっこうのときにりあるたいむでかんじはいしをたいけんしたせだい、
のちにはんにちきょういくをうけ、らいにちごはちにちはとなりにほんにきかされたじんぶつ。
それゆえにそのぶんしょうにはせっとくりょくがある。
このようなほんらいはりょうごくのかけはしとなるべきすぐれたじんざいにたいし、ぼこくへのにゅうこくをきょひするあたり
なかなかかのくにのもんだいはねぶかいとつうかんさせられる。