昨日のサーカス公演はすばらしかった。
わたしは、あの小さな子供たちのことを考えていた。
パフォーマンスは最高だった、
まだあんなに小さいのに。
彼女たちと同じ年の子供たちは学校へいっている、
お母さんに甘えたい年頃でもあるのに、
ああやって、学校へ行かず、
肉体的に過酷で大変な
役者としての仕事をすでに始めている。
彼女たちの演技はとても優秀である。
物心ついた、
ほんの数歳のうちから始めている。
どんな生活をしているのか、
かなり興味をもった。
第2日目の公演日。
この貴重な機会、
ちょっと気になるので話を聞きに、
もう一度出かけた。
テントの外を何枚か写真に収めていると、
サーカス団の人たちは私を少し警戒しはじめた、
たぶん私を記者かなにかと思ったのだろう。
彼らとしばらく立ち話しをすると、
次第に雰囲気も和らいできた。
彼らは江苏淮阴(杭州・蘇州のあたり上海の方面)から来たサーカス団で、
いつも地方を転々と巡業しているのだ。
中国の大部分の都市はすでに廻ったそうだ。
彼らの衣食住の生活はすべて車の中である。
団体には約4,50人、
出演者及び裏方のスタッフなどだ。
1年に1、2回は故郷へ戻るらしい。
出演者の何人かの少女たちにも会うことができた。
写真をとってもいいかと聞くと、
みんなポーズをとってくれて、
気持ちよく撮らせてくれた。
性格は明るく、冗談が好きだった。
名前はなんていうの?
と聞くと、彼女は「史 海霞」と答えた。
8歳だと言う。
そう答えるとすぐ、
走って奥へ入ってしまった。
このあとすぐ公演が始まるのだ。
開演前、彼女たちは化粧をしなければならない。
史海霞も同じでまるで大人の女性のように、
自分で髪をとかし、
口紅を塗って、
アイシャドウをつけていた。
その動作は慣れたものだ。
私は隣に座り、
「化粧の仕方は誰に教わったの?」と聞いた。すると、
「自分で学んだ」と答えた。
まだ小さいのに学校へ行かないのかと聞くと、
家は兄弟が多く、
お金がないのと言った。
彼女は8人兄弟の7番目だそうだ。
上から順に兄が2人、姉、彼女、
そして3歳の妹がいるそうだ。
私も大兄弟だが、上には上がいた。
勉強したことがあるか聞いてみると、
傍にいた彼女より少し大きい子が、
「夜、ここのみんなと勉強するんだ」
と答えてくれた。
ここの大人の人が少し勉強を教えてあげるらしい。
海霞は言う、
「自分の名前とあとは簡単な字なら書けるよ。本当は帰って勉強したい。学校で勉強したい。小学校1年生の教科書持ってる?」と私に聞いてきた。
私は小学校の教科書はないけど、
日本語を勉強したいなら教えてあげるよ、
と言った。
彼女はなんとも言わなかった。
ここでの仕事は楽しいかと聞くと、
楽しくないと言う。
疲れると。
兄弟はみんな海霞にやさしいかと聞くと、
首を横にふった。
海霞は、年より相当大人だった。
たぶん環境がそうさせたのだろう。
大きくなったら何がしたいかと聞くと、
帰って勉強がしたいと真顔でそう答えた。
いい役者になりたいかと聞くとちょっと頷いた。
私が「一ヶ月いくら稼ぐのか、稼いだら何がしたいか」
と聞いたとき、
また「国に帰って勉強がしたい」と答えた。
同じ答えを3回、口にした。
心の叫びにも聞こえた。
彼女は標準語を綺麗に話した。
答え方もはきはきしていた、
私はこの子が好きになった。
もう少しで彼女の化粧も完了だ。
かなりの美人さんだ。
海霞が一番年少らしく、
そのほか同じ年のこどもがいて姉妹のようだった。
そのあとわかったことだが、
かれらの大部分は親戚同士らしかった。
子供たちの何人かは
両親も一緒に働いていた。
彼らの地方では、雑技を学ぶ人が多いらしい。
海霞は1歳から入団して雑技を始めた。
彼女の両親、兄弟もやはり雑技に携わっているが、
他の団体に所属しているらしい。
その中で若い夫婦と話をすることができた。
彼らは子供たちを家に置いて来ているらしい。
自分の子供にも雑技をさせたいかと聞くと、
この仕事は大変きついし、
危ないからやらせたくない、
大学へ進学させたいと答えていた。
給料は高いのかと聞けば
5、600元(約1万円)という。
じゃ、この子供たちの給料はと聞くと、
稼ぎはお父さんへ渡されているそうだ。
彼女たち自身、手持ちのお金はほとんどない。
いよいよ本番、
海霞や他の共演者たちも
みんな本番用衣装に着替えた。
子供たちはスキを見つけては、
その辺りに散らばり、
落ちているペットボトルや空き缶を拾い集めていた。
後で売るとお金になるからだ。
演技が終わると全身汗まみれだ。
彼らの精一杯の演技を見ていると、
突然こみ上げてくるものがあった。
心が熱くなった。
明日には違う別のどこかへ行ってしまう。
また、新しい見知らぬ町でサーカスを披露する。
明日も、あさっても、これからずっと、こんな移動の生活が続いていく・・。
海霞の幸福を心から祈った。
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表演是很精彩,可我脑中一直浮现着那个小女孩的身影,那么小。别的小孩像她那么大都在学校念书,有的还在妈妈的怀抱里撒娇。可是她那么小就没有念书,然后这么辛苦的表演。
而且表演得这么优秀,那得几岁就开始练啊。像他们这些人是过什么样的生活呢。我颇有兴趣。
第二天还在这里继续表演一天。我想趁这个机会去了解了解。我刚开始去的时候在场外面拍了几张照片。马戏团里的人对我有点戒备,他们也许担心我是记者还是什么。
和他们一些人闲聊了一番后,气氛就缓和多了。了解到了他们是从江苏淮阴过来的,然后到一个地方,再一个地方一个地方慢慢的移动。去过了中国大部分城市。
他们的生活,住宿,吃饭全在车上渡过。一个团有四、五十人,表演者,杂工等等。一年才回去一,两趟。
后来我有见到了那个小女孩,长得非常清秀。我说帮你拍拍照片好吗? 她很大方,还很自然的摆出各种pose,性格开朗,很逗人喜欢。
我说,你叫啥名字?她说,史海霞。几岁了?8岁。说完以后,她又蹦蹦跳跳的跑开了。很快就要开始表演了。每次表演前,她们几个小女孩都需要化妆。
史海霞也不例外,像大人一样,自己梳梳头发,擦口红,涂眼影,动作麻利。
我趁机和她坐在一起,“化妆谁教你的?”
“学的。”
“你这么小,不去念书吗?”
“家里姊妹多,没钱”。“那你几姊妹?”“八姊妹,我是第七。前面有两个哥哥,以及姐姐,后面还有一个妹妹,才三岁。”
我心里想,我家姊妹多,还比不上她们家呢。超生游击队呢。
“你有念过书吗?”
旁边比大一点的人回答说,“我们那念书晚,在这里也有大人稍微教教他们。”
海霞马上说“我认识自己的名字,还有一些简单的字呢。可是我想回家念书,在学校念书。”她问我“你有小学一年级的课本吗?”
我说“我没有。可是你想学习日语的话,我可以教你啊”。
她没有回答我。
“你在这里工作开心吗?”
“不开心,很累的。”
“你家的姐姐对你好吗?”她摇摇脑袋。
海霞比年龄成熟多了,也许是这样的环境锻炼了她。
我继续问到“你以后长大想干什么?”
“想回家念书,”她真的这样回答我。
“那你以后想当一名出色的杂技表演者吗?” 她点点头。
“你一个月能赚多少钱?赚了钱后你想干什么?”“回家念书”,她第三次这样回答我。也许她真的很渴望学习。
她的普通说得非常的好。回答也很干脆。我感觉我挺喜欢这个小女孩。
她不大一会儿就把妆化完了。挺好看的。
除了海霞是最小以外,还有像她这样的小女孩,有一对姊妹。后来了解到,他们很多都是亲戚,有的是父母全在一起,他们那里的人很多都是学杂技。
像海霞从一岁多就开始练杂技了,她的爸爸、妈妈、姐姐全部是搞杂技的、在不同的马戏团里。
其中有一对年轻夫妻他们就在一起,他们的小孩在家里。
我说“你以后要你小孩学杂技吗?” 他们回答说“不,杂技太辛苦了。而且不安全。我想要他们念大学。”
“那你们工资高吗?” “一般般,五、六百块吧”。
“那海霞工资有多高啊”
“她的钱是交给她爸爸的。另外的小孩也是。”
“那么他们自己没什么钱啊”。
・・・
出演前海霞和另外的同伴们在场下面练习着。趁空闲的时间、海霞和几个小女孩把别人扔在地上的空的矿泉水瓶、饮料罐拣起来放在袋子收集起来,准备以后卖。
每一场表演后,他们每个人都满头大汗。我看的他们那么卖力的表演,我突然很感动。
明天他们就要去别的地方了。又要在别的地方进行出演。他们就是这样慢慢的跟着车子移动着地方,同时也移动着他们的生活。
很希望海霞以后幸福。









